| ■飛ぶ教室/Das Fliegende Klassenzimmer |
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2003年/ドイツ
監督:トミー・ヴィガント
出演:ウルリヒ・ノエテン
セバスチャン・コッホ
(『トンネル』)
原作:エーリヒ・ケストナー
「飛ぶ教室」
配給:メディアスーツ
→http://www.mediasuits.co.jp
上映時間:114分
公開:11月、
恵比須ガーデンシネマにて |
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| ■レヴュー |
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「旅行人」読者の中には、もうすでに小学生ぐらいの子どもがいる方もいるだろう。僕の息子はまだ4歳だが、小学生ぐらいになったら一緒に見たい、そんな作品がこの映画だ。原作は「点子ちゃんとアントン」「エーミールと探偵たち」で知られるドイツの児童文学作家・ケストナー。本作はこの児童文学のクラシックを現代に翻案し、舞台をライプチヒにある少年合唱団で有名な学校の寄宿舎にしている。
寄宿舎の生活というのが、西欧的で日本人には馴染みがない。この作品でも「ハリー・ポッター」シリーズのように、子どもたちは学校の規則を「友情のため」に何度も破る。先生たちも彼らのことを叱りはするがよく理解しており、人間として一人前に扱う。話はここに新たに入学してきたヨナタンを中心に、同部屋の仲間たちの友情、通学組とのケンカ、信頼する指揮者のベク(正義)先生との交流などを織り込んで進む。
ただ、そういったメインストーリーだけでは典型的な児童映画だが、大人の鑑賞にもたえられる出来に仕上がっているのは、「大人の陰の部分(過去)」を隠し味として生かしているからだろう。
子どもたちに慕われるベク(正義)先生は、「ベルリンの壁崩壊」以前に青春時代を送っている。かつての親友「禁煙」との再会というサイドストーリーで、舞台のライプチヒが旧東独であったことに気づかされた。かつては子どもや若者も自由を謳歌することはできなかったという苦味が、のびのびと生きている現代の子どもたちと対比することによって、作品に立体感を与えている。
できればこの映画、都心の洒落たミニシアターでOLに囲まれて見るより、郊外のシネコンで家族連れに囲まれて、しかも吹替え版で見た方が雰囲気が出そうだ。吹替え版はないのかな?
★★☆(前原利行) |
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| ■関連情報 |
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| 本国ドイツでは、同プロデューサーによるケストナー映画化としては、「点子ちゃんとアントン」(99)、「エーミールと探偵たち」(01)に次いで公開され、170万人の観客を動員をするヒットとなった。 |
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| ■DVD情報 |
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