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■夢遊ハワイ/夢遊夏威夷

2004年/台湾

監督・脚本:シュー・フーチュン
出演:トニー・ヤン(『僕の恋,彼の秘密』)ホァン・ホンセン、チャン・チュンニン、ホアン・タイアン

配給:IMIX
上映時間:100分
公開:新宿武蔵野館にて公開中

 
■ストーリー
 
軍隊から退役間近のアーチョウはある夜、小学校の同級生チェン・シンシンの「死」を夢に見る。それは何かの暗示ではないかと、アーチョウは彼女に会いに行くことを考える。ある日、軍隊生活で頭のおかしくなった新入の脱走事件が起こり、アーチョウと仲のいいシャオグエにその行方を追う任務が課せられる。その任務は同時に羽を伸ばす絶好のチャンスでもあった、、、、。
 
■レヴュー
 
まず、劇中の兵役での描写に少し驚く。緊張感がまるでないのだ。でも、これは意外とリアルな描写なのかもしれない。一口に兵役といっても、様々な部署があるようで、僕の知り合いの台湾人は上官の運転手をしていたというし、例えば戦時下にある韓国のそれとは雰囲気が違うのかもしれない。

青い空、人気のない花蓮の海。退役間近の日焼けした青年二人と精神を病んでしまった幼なじみの女の子。その戯れは、海辺の夕日のように美しくも切ない。

でも、精神を病んでしまった女の子の表現には物足りなさを感じた。それは演技力によるものなのか、設定の甘さによるものなのか。彼女のいる「向こう側」をもう少し見せる必要があったと思う。また、もう一人精神をおかしくしてしまった兵役の後輩が出てくる。こちらももう少しリアリティがほしい。

ビンロウ売りの少女の面白いエピソードや、随所にコメディの要素もあり、雰囲気は抜群にいい。表題にハワイとあるが、南国・台湾でも、日本人がもつようなパラダイスなイメージがあるのだろうか。主人公たちの生命力がキラキラとまぶしい映画だ。(カネコマサアキ ★★★)

 
■関連情報
 
2005年フランスドービルアジア映画祭

「ゴールデンロータス賞」「国際映画評論家賞」受賞

 

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