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■黒く濁る村Moss


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父の訃報を聞き、山奥の村へやってきた青年に立ちはだかる謎
『シルミド/SILMIDO』の監督が送るミステリー

2010年/韓国

監督:カン・ウソク(『シルミド/SILMIDO』『公共の敵』)
出演:パク・ヘイル(『殺人の追憶』『グエムル 漢江の怪物』)、チョン・ジェヨン(『小さな恋のステップ』『トンマッコルへようこそ』)

配給:CJ Entertainment
公開:11月20日より丸の内TOEI、シネマスクエアとうきゅうほか全国ロードショー
上映時間:110分
公式HP:http://kurokunigorumura.com/

 
■ストーリー
 
1978年、山間の村にあるサムドク祈祷院にやってきたユ・モッキョンは、信者たちの心をたちまちつかむ。汚職刑事のチョン刑事は嫉妬した院長に頼まれ、ユ氏を逮捕して痛めつけるが、やがてチョン刑事もユ氏に惹かれていく。そして、チョン刑事は、「やり直したい人たちを救済する場所を作ろう」とユ氏にもちかける。

30年後、音信不通だった父のユ氏の死の知らせを受け、息子のヘグクが村へとやって来た。突然のヘグクの登場に、今では村長になったチョン刑事や、村人たちは困惑を隠さない。死因に納得できないヘグクは村に留まることに。やがてヘグクは土地の名義が書き換えられ、財産も引き出されていることを知る。そして30年前に起きた事件に、父と村長が深く関わっていたことを知る。

 
■レヴュー
 
原作は2007年にウェブ連載されたマンガで、韓国で大ヒット。それを映画化したのは『シルミド/SILMIDO』で知られるカン・ウソク監督だ。

都会に住む青年が、父の死をきっかけに山奥の村を訪れ、数十年前にさかのぼる事件の謎を探る。秘密を持つ村人たち、謎の地下トンネルなど、どこかで見たことがある、と思ったら、日本の横溝正史作品『八つ墓村』だ。ただし主人公を取り巻く構造は似ているが、ストーリーは大きく違う。2時間41分という長尺ながら、まだ省略したバックグランド・ストーリーがあるように感じるのは、伏線張って回収しないマンガが原作だからか(次回まで引っ張らなくてはならないんで)。ダレることはないが、物足りない部分も。もっとドロドロした世界を見たかった。

『殺人の追憶』の容疑者役で注目を浴びたパク・ヘイルが主人公の青年を好演しているが、本作でもっともインパクトがあるのは、村長(チョン刑事)役のチョン・ジェヨン。老けメイクは、ちょっと無理があったが(笑)。(★★★前原利行)

 
■DVD情報
 
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