■インファナル・アフェアIII 終極無間
2003年/中国(香港)
監督・撮影:アンドリュー・ラウ(『風雲ストームライダーズ』(監督)、『恋する惑星』(撮影))
監督・脚本:アラン・マック
出演:アンディ・ラウ(『LOVERS』『ファイターズ・ブルース』)、トニー・レオン(『2046』『HERO』)、レオン・ライ(『天使の涙』『ラブソング』)、チェン・ダオミン(『HERO』)、ケリー・チャン(『冷静と情熱のあいだ』『東京攻略』)、アンソニー・ウォン、エリック・ツァン
配給:コムストック
上映時間:118分
公開:2005年4月渋谷東急、新宿東急ほか東急系チェーンにて拡大公開
■ストーリー
■レヴュー
とうとう三部作の最終作がやってきた。前作『インファナル・アフェアII 無間序曲』が、第一作をしのぐ良い出来だったので、がぜんこの最終作にも期待が集まる。ちなみに前二作(とくに第一作)を見ていない人にはまったくわからない内容になっているので、まず予習してからどうぞ。
本作は第一作の後述談だ。このシリーズのテーマとなっている「無間地獄」を現わすかのように、生き残ったラウの「地獄行き」の話でもある。潜入マフィアのラウ(アンディ・ラウ)と潜入捜査官のヤン(トニー・レオン)が表裏一体の合わせ鏡であることは、第一作でも強調されていたが、本作でそれはさらに強化される。ボスが死んで組織が壊滅し、警察に潜入している意味がなくなったラウは、自分の存在意義を問う。「いい警官」として生きるためには。自分の存在を知るものを抹殺していかねばならない。その過程でいつしか、死んだヤンに同化して行くラウ。それは次第に狂気じみたものになっていく。
一作目のラストでトニー・レオンは死んでいるのだが、本作では回想シーンでかなり登場。現在と過去が入り乱れる構成となっているので、エピソードの時系列がわかりにくいところが多く、ぼーっとしていると前後関係がわかりにくくなるかも。また後半などは、それをわざと狙っている節もある。もう一度見れば、さらに多くの発見がある、そんな内容だ。
日本での人気はいまひとつだが、アンディ・ラウの好演が光っている。また本作でシリーズ初登場のクールなヨン警部役のレオン・ライ、謎の中国マフィアを演じるチェン・ダオミン(『HERO』の秦王)などのキャラクターもいい。(★★★前原利行)
■関連情報
・シリーズ第一作『インファナル・アフェア』のリメイク権をハリウッドが取得したことで話題となったが、監督にはマーティン・スコセッシが予定されている。
■DVD情報
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