監督・脚本・製作:ジャスミン・デラル 配給:アップリンク、AMGエンタテインメント ロマの血を持つ4つの国5つのバンドがキャラバンを組み、北米諸都市を回るツアーを行った ジプシー・クイーンのソウルフルな歌声を聴くだけでも、この映画を観る価値がある。 ○タラフ・ドゥ・ハイドゥークス(ルーマニア) ○エスマ(マケドニア) ○アントニオ・エル・ビバ・フラメンコ・アンサンブル(スペイン) ○ファンファーラ・チョクルリーア(ルーマニア) ○マハラジャ(インド)
■ジプシー・キャラバン/When the Road Bends..

2006年/アメリカ
出演・音楽:タラフ・ドゥ・ハイドゥークス、エスマ、アントニオ・エル・ビバ・フラメンコ・アンサンブル、ファンファーラ・チョクルリーア、マハラジャ
インタビュー出演:ジョニー・デップ
公開:1月12日より渋谷シネ・アミューズほか
上映時間:115分
公式HP:www.uplink.co.jp/gypsycaravan
それぞれの故郷にもカメラは向かい、コンサートの模様だけでなく、そのルーツにも迫る
■ストーリー
ロマ(ジプシー)はインドにルーツを持つ移動型民族だ。そのロマの人々が住むスペイン、ルーマニア、マケドニア、インドの4つの国から来た5つのバンドが、6週間かけて北米諸都市を回るという「ジプシーキャラバン・ツアー」が行われた。ツアーが進むに連れて、各バンド間にロマの血の絆が生まれてくる。このドキュメンタリーではステージの模様やツアー間のバンドの表情だけではなく、メンバーそれぞれの故郷にも向かい、その音楽的ルーツを探っていく。
■レヴュー
しかしその底には、「ロマの血」とも呼べる、共通するものも流れている。それは「生きる歓びや悲しみ」のストレートな発露だ。むき出しの感情に、心をゆすぶられずにはいられないだろう。音楽好きにはサントラCDが欲しくなるハズ。(★★★前原利行)
ジプシーというと、ヨーロッパ旅行者にとっては、「食べかけのサンドイッチを取られた」など、大きな駅前ですりよって来る油断のならない連中という印象がどうしても強い。でも、かつて僕がルーマニアの田舎で会った彼らは、村の広場で焼いていたソーセージをわけてくれた。この映画は、その時の人なつこい笑顔を思い出させてくれた。(★★★☆今野)
■映画の背景
【ジプシー・キャラバンに登場するバンド】
バイオリンやアコーディオンなど弦楽器を中心とした編成のバンド。ブカレストの南20kmにあるクレジャニ村出身で、91年にデビューし、イギリスで行われたWOMADで注目を浴びる。トニー・ガトリフ監督の『ラッチョ・ドローム』に出演。2007年9月には「京都音楽博覧会」に参加している。
活動歴40年。多くのアルバムを出し、「ジプシー・クイーン」と呼ばれている実力派の大御所的歌手。歌唱力の力強さは群を抜いている。
アンダルシアのフラメンコ・ファミリーの一員であるアントニオ・エル・ビバは、一流の男性ダンサー。彼の踊りの他にも、野太い声のおばさんの歌、フラメンコ・ギターと見せ場は多い。
ルーマニア北東部出身。12人編成のジプシー・ブラスの代表的なバンドだ。高速のテンポで演奏される音楽は、「ひばり(チョクルリーア)」のさえずりにたとえられている。もともとジプシー・ブラスは、トルコ軍楽隊の影響を受けて発展したという。
ジプシーの発祥の地であるインド。そのラージャスターンの砂漠の地(ジャイサルメール)から現れ、ヨーロッパでも成功したグループ。男性ダンサーが女装し、ヒザでくるくると回って踊る姿はダイナミックだ。
■DVD情報
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