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■僕たちのバイシクル・ロード〜7大陸900日〜/Free Wheels East

927間で7大陸を自転車で走破した2人の青年
その姿を自ら撮ったドキュメンタリー

2010年/イギリス

監督:ジェイミー・マッケンジー、ベン・ウィルソン
出演:ジェイミー・マッケンジー、ベン・ウィルソン、ジャック・ウィルソン
ナレーション:ピーター・コヨーテ

配給:エデン、シナジー・リレーションズ
公開:11月3日より東京都写真美術館ホール、銀座シネパトスにて
上映時間:94分
公式HP:www.bycycleroad.jp

 
■ストーリー
 
大学を卒業したいとこ同士のジェイミーとベンは、社会に出る前に何かチャレンジしてみようと、7大陸を自転車で走破することを思いつく。2005年4月、イギリスからフェリーでフランスに渡り、そこから自転車でヨーロッパを横断。モスクワからはシベリア鉄道で北京へ行き、そこから再び自転車に乗り西安へ。それまで冒険や自転車旅行の経験がほとんどない2人にとって、準備不足から来るトラブルが連発する。中国四川省の辛い旅を経て、タイでくつろぐ2人。マレー半島を南下し、シンガポールから船でメルボルンへ。しかしそこで資金不足になるが、2人は今までの旅の過程をつづった小冊子を作り、街頭で販売する。そして南極へと船をヒッチハイクする。
 
■レビュー
 
7大陸を自転車で回った若者たちがお互いに撮った映像を編集し、ナレーションをつけたというごくシンプルな映像が、他人が見て映画として楽しめるか。このドキュメンタリーを見る前は、そんなことを思ったりもしたが、肩の力を抜いた2人の冒険談は素直に楽しめた。別に秘境へ行くわけでもないし、2人とも旅には経験不足。自転車も詳しくない。ただ、暑苦しいイデオロギーや決意がなく、ただ「すべてが初めてで新鮮に感じる」“フレッシュさ”が映像にみなぎっており、それが魅力になっている。2年以上の出来事を90分に収めるので、省略するところはあっさり省略している。きっと、映像に収めることはなかった、ハプニングがたくさんあるだろう。そのあたりも知りたいが、その土地土地に固執はしない(という編集方針)。大人には「無駄な時間を過ごしている」ようにしか見えないかもしれないが、一緒に観た12歳の息子はかなり楽しんでいた。その「ムダ」さが、若さには新鮮であり必要なのだろう。(★★★前原利行)

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