監督:マーク・フランシス、ニック・フランシス 配給:アップリンク 1989年にWTO主体で(つまり先進国の都合で)コーヒー価格協定が撤廃され、市場価格制になったコーヒー豆は、先物取引の対象とされ投機目的になってしまう。その価格は徐々に下落し、2001~03年「コーヒー危機」といわれる最安値状態になり、生産者が廃業に追い込まれた。今は随分、回復傾向にあるらしいが、それでも生産者の状況は変わらず、『フェアトレード』というNGOの活動が日本でもクローズアップされつつある。 カメラはコーヒー発祥の地・エチオピアはアジスアベバで、農民たちのために闘う男の姿を追う。タデッセ・メスケラ氏は2ヶ月ばかり日本で農業研修を受けた事があるそうだ。生産、調達、販売と、世界中を飛び回る彼の足跡からコーヒーがどのようにして世界中の消費者に届くのかがわかる。さて、喫茶店で一杯のコーヒーを飲むと、一体どれくらいの金額がアフリカの生産者に支払われると思いますか?一杯のコーヒーから世界の仕組みを知る好機である。そしてその仕組みを変える力があるのは我々消費者でもある。(カネコマサアキ★★☆)
■おいしいコーヒーの真実
2006年/イギリス・アメリカ
出演:タデッセ・メスケラ
上映時間:78分
公開:5月31日(土)より、渋谷アップリンクファクトリーほかでロードショー
■ストーリー
コーヒーの一日あたりの消費量は世界で約20億杯。なんとコーヒー豆は世界市場に置いて石油に次ぐ巨大な国際貿易商品だったのだ。しかしコーヒー豆生産者は全く潤わず、困窮していくばかりだ。カメラはコーヒー産業の実体を暴きながら、貧困に苦しむコーヒー農家の人々を救おうとする一人の男の闘いを追いかける。
■レヴュー
僕はコーヒーを一日に5杯以上は飲む。ほとんど中毒者だ。もしこの世からコーヒーがなくなってしまったら、きっと人生の楽しみは半減してしまうと常々思っている。だから最近のコーヒーの物価高に悲鳴をあげているくちなのだが、コーヒー豆をつくればつくるほど、困窮してしまうエチオピアのコーヒー生産者たちがいる事実を知ると、嘆いてばかりもいられない。
■DVD情報
売り上げランキング: 2231