| ■モンスーン・ウェディング /Monsoon Wedding |
製作年/製作国:2001年/インド
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| ■ストーリー |
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デリーに暮らすラリット(ナジルラディン・シャー)は、自慢の娘アディティの結婚式を間近に控えて大忙し。パンジャブの伝統に則った盛大な式を挙げようと、ウエディング・プランナーを雇って準備を進めている。
ラリットが決めたアディティの結婚相手は、アメリカで働いている若きエンジニア。しかし、会ったこともない男との結婚を受けたアディティの真意は別にある。次々と降りかかる難題をかいくぐりながらも着々と式の日は近づき、ラリットの屋敷に親戚たちが集まり始めた。 |
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| ■レヴュー |
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人生いろいろ、人間いろいろ。ひと家族という狭い世界にも、これほどたくさんの感情が行きかう面白さは、まさに群像ドラマの醍醐味といえる。メインステージはアディティの結婚で、インド上流階級の生活をめぐって様々な「家族の秘密」が明かされていくのだが、実はこの作品で最も魅力的なのは、使用人のアリスとウェディング・プランナーのデュベイの恋だったりする。デュベイは携帯とポケベルと従業員を使うやり手だが、金儲けのためにラリットにへつらいながら裏では上流家庭をバカにする成り上がり者。家に帰れば年老いた口うるさい母が、狭い部屋で待っているだけ。ところが、アリスに恋をしたデュベイの顔は、まるで邪心を抜き取られたかのようだ。何とまあ、恋する男の愛らしいこと!
物語のなかには、不倫や愛欲、幼い子供への性的いたずらといった「笑えない」エピソードも含まれているのに、すべてはヒューマニティあふれた視線とユーモア、そしてモンスーンが運んできたさわやかな雨に流される。こうやって、人間は生きているんだなあ、と感じてしまう。(竹内詠味子 ★★★★)
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| ■映画の背景 Behind the Movie■ |
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この作品は、ニューヨークのコロンビア大学で教鞭をとっていたナイール監督の教え子、サブリナ・ダワンが脚本を担当している。2人ともニューデリーの出身で、ダワンにとっては初の長編作品。
ナイール監督はもともとドキュメンタリーを撮っていたが、88年の長編デビュー作『サラーム・ボンベイ』がカンヌ映画祭のカメラドールを受賞し、一躍有名になった。手持ちカメラで、約30日間で撮ったこの作品。結婚式のシーンには監督の友人たちがエキストラ出演し、監督の甥っ子もアディティの弟役で出演している。まさに、監督にとっては「家族」の映画となったようだ。 |
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