■ヘヴン・アンド・アース 天地英雄/Warriors of Heaven and Earth
監督・脚本:フー・ピン(『双旗鎮刀客』『哀戀花火』)
音楽:A・R・ラフマーン(『ムトゥ 踊るマハラジャ』『ボンベイ』)
出演:中井貴一(『壬生義士伝』『梟の城』)、チアン・ウエン(『紅いコーリャン』『鬼が来た!』)、
ビッキー・チャオ(『少林サッカー』)、ワン・シュエチー(『黄色い大地』)
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
上映時間:118分
公開:2/21よりニュー東宝シネマにて公開
公式サイト:→http://www.warriors-movie.com
■ストーリー
中国、唐の時代。突厥の侵攻に備えるため、西域にやってきた剣士、来栖旅人。彼は遣唐使としてやって来た日本人で、今は皇帝直属の刺客になっていた。その彼に帰国の許しが出るが、その前に皇帝の命に背いた軍人、李の殺害を命じられる。李は突厥の女子供の殺害の命に背き、砂漠の彼方に姿を消していた。一方、インドの天竺から仏教経典を運ぶキャラバンが長安へ向かっていた。しかし突然の砂嵐により、一行は若い僧侶と1人の護衛兵を残し全滅。砂漠を彷徨っていた李は、この二人に命を助けられたことから、長安までの護衛を買って出る。その途中、彼の命を狙う来栖とも出合うが、ふとしたことから二人は共通の敵に立ち向かうことになる…。
■レヴュー
この作品の一番の不満は、安易にCGを使っていること。スケール感を出そうとしているのが、逆に安っぽくなってしまった感がする。逆にシルクロードの大自然はそのままで十分すぎるほどの迫力だし、中国ならではのエキストラの投入もそのままで迫力十分。それにインド映画界の巨匠A・R・ラフマーンの作る音楽は、今までの中国映画とは異なるスケール感を作ることに成功。舞台となる西域(現在の中国国境よりも西だ)のオアシスの感じをうまく出している。というわけで、ストーリーには多少不満が残るものの、大自然や音楽では十分楽しませてくれた。★★☆(前原利行)
■関連情報
・中国ではすでに2003年10月に公開され、大ヒットしているこの作品。『グリーン・ディスティニー』『HERO』に続いて、世界でも大ヒットとなるか。中国時代劇ブームは当分続きそうだ。
■映画の背景
・映画のロケの多くは、新疆ウイグル自治区で行なわれた。どこまでも続く砂漠や、草原地帯はウルムチ近郊からカザフスタンの国境地帯で撮影された。