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■暗い日曜日/(原題:Gloomy Sunday - Ein Lied Von Liebe und Tod)
製作年/製作国:1999年/ドイツ=ハンガリー合作

監督・共同脚本:ロルフ・シューベル('42年ドイツ生まれ、ドキュメンタリー映画で数々の国際賞を得ている)
撮影:エドヴァルド・クオシンスキ(『大理石の男』『トリコロール 白の愛』)
出演:エリカ・マロジャーン('72年ハンガリー生まれ)、ヨアヒム・クロール(『ラン・ローラ・ラン』)、ステファノ・ディオジニ(『カストラート』)、ベン・ベッカー
原作:ニック・バルコウの小説『暗い日曜日』(1988年)
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
http://www.gaga.ne.jp/
上映時間:1時間55分
公開:終了

公式サイト:
http://www.gloomysunday.jp/

ババリアン映画賞で監督賞・撮影賞、ドイツ映画賞金賞ノミネート
 
 
■ストーリー
 
  
 第二次大戦前夜のブダペスト(ハンガリー)。レストラン経営者(ユダヤ人)の美しい恋人は、雇い入れたピアノ弾きとも惹かれ合う。やがて、そのピアノ弾きが作曲した“暗い日曜日”は世界的なヒットとなるが、その美しく危うい旋律を聞きながら自殺するものが後を絶たない。やがて第二次大戦が勃発し、ドイツ軍がハンガリーに進駐してくる。ナチスの将校となったかつての常連客を頼りにレストランは営業を続けるが…。
 
■レヴュー
 
 実在する呪われた名曲「暗い日曜日」をベースに、それが生まれたブダペストのレストランを舞台にして、1930年代末〜40年代の時代背景を絡め創作された物語。
 ありがちな三角関係を超えた大人の恋愛ドラマでもあり、本国ドイツでは大ヒット、韓国やニュージーランドでは6カ月以上に渡る異例のロングランを記録したというのもうなづける。
 主人公を演じるエリカは美しく、それを取り巻く男達もそれぞれに魅力を放っている。
★★★★(今野)
 
■映画の背景 Behind the Movie■
 
 “暗い日曜日”(SOMBRE DIMANCHE)は、ブダペスト第7区に今もあるというレストラン「キシュ・ピパ(小さなパイプ)」でピアノを弾いていたユダヤ系ハンガリー人のレジョー・セレッシュにより作曲され(1933年に著作権登録)、やがて1936年にフランス語の詞が付けられ、シャンソン歌手ダミアが歌って世界中で大ヒットした名歌(曲)。

 死の歌として有名になったのも本当で、BBCは放送禁止にしたほど。その後、一時、インストルメンタル版のみ解禁されたが、それでも死者が出たことから再び自粛されたという。

 物語の舞台であるハンガリーの首都ブダベストは、街を横切るドナウ川をまたぐ大きな鎖(くさり)橋がシンボル。インド映画
『ミモラ』の後半のロケ地でもあるが、時代設定の違いもあり、その印象はだいぶ異なる。
 
■関連情報■
 
cover
 オリジナル・サウンドトラック『暗い日曜日』/Original Soundtrack "Gloomy Sunday"が、ワーナーミュージック・ジャパンより絶賛発売中 WPCR-11213 2,520円(税込)。
 元々は歌曲として有名で、アメリカではビリー・ホリデイやルイ・アームストロング、サミー・デイヴィス・ジュニア、レイ・チャールズ、近年ではビョークやエルヴィス・コステロ他多数、日本では淡谷のり子や越路吹雪、美輪明宏など、多くのアーティストがこの歌を歌っている。

 「耳に残るは君の歌声」の監督は、この曲を聴きながら、 その映画の構想をねったという。
 
■DVD情報
 
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