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EARTH VISION 第10回地球環境映像祭レポート 今野雅夫
 
「EARTH VISION 第10回地球環境映像祭」に行ってきました。
噂のドキュメンタリー映画がタダで観れる!
 名前からすると、随分堅苦しくて、こむずかしいイメージがしましたが、2/9(土)公開予定の「神の子たち」他が無料、現在公開中の「アレクセイと泉」が寄付金で観れるというのにつられて、'02/1/31(木)と2/1(金)の両日、観に行って参りました。

 全受賞・入選(上映)作品のリストや見どころは
http://www.webfront.ne.jp/~earth-vision/top-j.htm
 そのうちのいくつかについて書かせてもらいます。
 
■『神の子たち』
監督 四ノ宮 浩 日本/105分/2001 
公開:
終了
公式ホームページ http://www.kaminoko.com
 フィリピンのゴミ山崩落事故で、生き埋めにされた人達や泣き叫ぶ家族の映像に目が離せなくなる。テーマはゴミ問題ではなく、そのゴミを糧に、そこで暮らす人々の「家族の絆」と「生きる誇り」。国境なき医師団の人が言っていてる「写っているのは他人の悲劇ではない。手を差し伸べなかった我々の冷酷さである」。そのとおりではあるのだが、ここにあるのは悲劇だけではない。
 他の作品同様、僕ごときが星を付けるのも大変おこがましいのですが、★★★☆(今野)
 
■『アレクセイと泉』
監督 本橋成一  音楽 坂本龍一 日本/104分/2002
公開:
終了
公式ホームページ http://www.ne.jp/asahi/polepole/times/
 チェルノブイリから180km、放射能で汚染され、政府から移住勧告の出されたベラルーシ共和国の小さな農村が舞台。村の中心にありながら何故か放射能が検出されない泉と、その村に残った55人の年寄りと一人の青年アレクセイの話。文字通り、地に根を張って生きる人々の営みが映し撮られている。酔っぱらってダウンしたり、婆さんから昔の浮気を責められる爺さんの姿がいとおしい。★★★☆(今野)
 
 今回の受賞作品についても、後日、追って少し書かせてもらいます。
 
■総評
 僕を含め多くの人の興味が、地球環境そのものよりも、そこで暮らす人々のほうにあることに改めて気付く。今の日本と全く異なる状況には驚き、息を飲むが、ひきつけられるのは、そうした過酷な状況での、懐かしいくらいに強い人の繋がりや笑顔のほうだ。

 この映像祭は、いくつかの財団法人と民間の共同運営で、環境省や外務省、文化庁…、NHKや民放連等が後援し、東京ガスや大手のゼネコン等が協賛してはいるものの、入選作や受賞作には反体制的なものが目立つ。
 来年も時間があったら、いや作ってでも観に来る価値ありのイベントとして、覚えておいて損はない。

そもそも「EARTH VISION 第10回地球環境映像祭」とは
 地球環境をテーマとした映像や写真を通して地球環境について考えることを目的に映像部門は'92年(写真部門は'98年)から毎年東京で開かれている。作品のジャンルやプロ・アマを問わず、アジア、オセアニア・ポリネシアに広く公募し、コンペティション形式の上映会と展示会が行われる。上映会の後には、監督の話が直に聞け、質疑応答や交流会(会費1000円)などもある。
 ヨーロッパの環境映像祭とも交流もあり、歴代の映像部門の優秀作品(一部を除く)は東京・青山で、国連大学と環境庁が共同で運営する「地球環境パートナーシッププラザ」のライブラリーで観ることができ、セミナーや勉強会で使うなら借りることができます(共に無料)。今回の入選作品は6月頃から借りられるように用意をしているそうです(アース・ビジョン事務局に要確認)。
http://www.geic.or.jp/geic/plaza/kasidasi.html
※今後は地方の公共施設でも観られるようにしていく予定。
 写真部門の入賞・入選作品の展示会も国内外で行っていくという。

 作品についての問い合わせは下記へ。
************************************
アース・ビジョン組織委員会事務局
TEL:03-3585-8957 fax:03-3585-8959
E-MAIL: earth-vision@webfront.ne.jp
URL:http://www.webfront.ne.jp/~earth-vision/
 

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