| ■ダブル・ビジョン/Double Vision |
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| ■ストーリー |
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| 台北で次々と奇怪な殺人事件が起きる。凍った水につかった溺死体で発見された会社社長、火の気がない密室で全身火傷を負って死んでいる議員の愛人。台湾警察国際部のリー(レオン・カーファイ)は捜査を始める。第3の被害者が腹を裂かれたアメリカ人神父だったことから、事件は外交問題に発展し、アメリカからFBI捜査官リクター(デビッド・モース)が派遣された。2人は反発しながらも事件の捜査をすすめ、死体から強力な幻覚作用を引き起こすカビの一種を発見。そしてその背後に、あるカルト教団の存在を知る。 |
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| ■レヴュー |
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台湾では『ハンニバル』を超えるヒットをしたという台湾とアメリカ合作のサイコスリラー。しかし台北を舞台にしているのに、なぜかセリフは広東語。これは日本公開版だからか? そのせいもあり、テイストはほぼ香港映画だ。
タイトルの『ダブル・ビジョン』とは、2つの瞳を持つ者で、道教ではこの世界を救済する存在として語られているという。実際、ごくまれにこうした子どもがうまれることがあるらしい。
映画ではその道教の伝説をもとに、5つの地獄を現わす殺人が次々に行なわれていく。ここは『セブン』風、不思議な力を持つ子どもというのは『リング』風、てなぐあいに、今まで見てきたこの手の映画の要素が、できる限り詰め込まれている。当然、この手の映画ファンが期待するように、最後はオチもある。
しかしそうしたスリラー的な要素だけでなく、リー警部の過去や家庭事情も折り込んだりと、話にちょっと欲張りすぎたため、全体としてはまとまりがない印象になってしまった。というかつじつまが合わない。それがまた台湾では、「もう一度見ないとよくわからない」とリピーターを呼んだり、映画の解析本が出たりと評判だったらしい。まあ、確かに「あれってどうだったの?」と気にはなる気持ちはよくわかるが……。
リー警部役のレオン・カーファイ(『愛人/ラマン』『ゴッドギャンブラー完結編』)は、もともと華やかさはさほどない人だったが、今回は悩みを抱える警部ということで、よけいにB級感が強い。しばらく見ないうちに急に老け込んだ印象。それに輪をかけるのがFBI捜査官を演じるデビッド・モースで、この人も華がない。むしろこの人は傍役で印象に残る人で、彼の名前を知らなくても『ダンサー・イン・ザ・ダーク』でビョークのお金を盗んでしまうお隣の警官、『グリーン・マイル』でトム・ハンクスと親しい大柄な看守、『コンタクト』ではジョディ・フォスターのお父さん、などと演じた役をあげれば、思い出す方もいるのではないか。この主演2人にもっと華やかさがあり、なおかつ共感できる俳優だったら、もう少しこの映画の印象も変わったかもしれない。★★☆(前原利行)
FBI捜査官が台湾警察にやって来てギクシャクし始め、レオン・カーファイの家庭の事情がわかって来た時には、『セブン』のように猟奇殺人で気を引いて、人間ドラマで感動さす気か?と思ったが、結局それほどのこともなく、サイコ・スリラー・ファンでもない僕にはなんだか物足りなかった。★★☆(今野)
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| ■関連情報 |
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| ハリウッドは『リング』のリメイクが大ヒットした余波で、アジア発ホラー映画に注目中。公開権やリメイク権を買っている。すでに日本のホラー映画でリメイクが決定したものが発表されているが、日本でも3/29より公開されるタイ映画『the EYE』(角膜手術を受けた女性が幻影を見るホラー)も、トム・クルーズのプロダクションがリメイク権を買った。 |
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| ■DVD情報 |
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