旅行人ノート
シルクロード[改訂版]
旅行人編集部編
税込価格2205円(本体2100円)解説
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ビビ・ハヌム・モスク/Bibi Xanim Masjidi
ビビ・ハヌム・モスクの地図
(709X406pix)
ビビ・ハヌム・モスク
8 : 00〜18 : 00
2,100Us、写真撮影料1,000Us
レギスタン広場から北東に10分、タシュケント通りのバザールの手前。ブルーのタイルに覆われた中央アジア最大のモスク。
1398年にインド外征から戻ったティムールは各地から著名な芸術家、建築家を集め、当時の建築技術の粋を結集して巨大なモスクの建造に取りかかった。壮大なこのモスクが完成したのは1404年。しかしティムールは満足せず、やり直しを命じ、結局翌1405年に再完成した。
130m×102mの長方形の回廊の四隅にはミナレットが建ち、本門から中庭に入ると正面にメインの大モスク、両脇には小モスクが建つという構成だ。時が経つうちにモスクは次第に荒廃し、1897年の大地震でミナレットは真ん中で折れ、アーチは崩れて廃墟となってしまった。
ユネスコの協力による大規模な修復作業の結果、現在はかつての勇姿を取り戻したが、なくなっていた主門のアーチや四方を取り囲む壁、小モスクを復刻したせいで、どこか新築のようにも見えてしまう。
ビビ・ハヌムの伝説
このモスクには次のような伝説がある。ティムールの愛妃ビビ・ハヌムは外征中の夫を驚かそうと、巨大なモスクを建造させる。しかしティムールの凱旋前に完成させることは難しかった。そんな時、妃に恋した建築家が彼女へキスを求め、もしそれが許されないのなら仕事を続けることはできないと言い出した。妃はいうことを聞き、頬を建築家に差し出したが、キスマークが残ってしまう。サマルカンドに凱旋したティムールは完成したモスクを見て喜んだが、妃の頬のキスマークに気がつき、建築家を処刑。妃には2度と他の男を誘惑できないようにと、以後ヴェールで顔を覆うことを命じたという。
妃は完成した塔の上から投げ落とされたといういい伝えもあるが、このモスクの向かいには彼女の霊廟がある。