なぜ人は旅をし、 出会いと別れ、夢と現実、悲しみと喜び、 蔵前仁一(編集担当)から 第1章 月夜のインコ 第2章 追いかけてバルセロナ 第3章 孤独な鳥はやさしくうたう 第4章 星の王子の生まれたところ 第5章 父はポルトガルへ行った

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孤独な鳥はやさしくうたう
田中真知
定価:本体1600円+税(税込1680円)
四六判264ページ
そこで誰に出会うのだろう
はるかな旅の物語を静かに語ろう
────田中真知さんの新刊『孤独な鳥はやさしくうたう』は、真知さんがこれまでの旅で出会った人々の話と、真知さん自身および家族の話が中心になっています。とても不思議な写真を撮る写真家(「十年目の写真」)、手づくりの絵本を送ってくれた画家(「クマおじさんの贈り物」)など、ほろりとさせられる話ですが、ぜひ読んでいただきたいのは、「追いかけてバルセロナ」です。ギリシアで出会った日本人女性に一目惚れした真知さんは、その人をバルセロナまで追いかけて必死に探し回ります。こう書くとちょっと危ない話ですが、それがどのような結末になるか、ぜひお読みいただきたい。長年のあいだ距離のあった父との再会と別れを綴った「父はポルトガルへ行った」は、本誌に連載当時から僕のベスト・エッセイの一つでしたが、それも本書に収録しました。切ないけど心に響く話です。ぜひ読んでみてください。
イスタンブールのデヴィッド・ボウイ
月夜のインコ
雲を描く人
十年目の写真
失われた足跡
キンシャサ!
追いかけてバルセロナ
キッスはスイスで
サハラのチキン
ベネチアの花瓶、あるいは失われたパンツ
マダガスカルの長い夜
モンゴルの草原にて
ラダックの夏
アデルの卒業
いかれたやつ
アフリカの棘
夜行列車にて
孤独な鳥はやさしくうたう
星の王子の生まれたところ
マラケシュのラヴェル
バリ島奇譚
父はポルトガルへ行った
クマおじさんの贈り物
発掘する、ただしちょっとだけ
炎を見つめること