チベット見どころマップ

ブータン

 ヒマラヤの東端にある仏教王国ブータンは、チベット文化圏のなかで最も自由な旅がしにくい地域の一つだろう。最低消費1日$200(1人の場合は$240)という手配旅行でしか入れず、そうやって観光に行ったにしても寺院の中にはなかなか入れてくれない。建て前上は対外非開放地域が多いチベット本土が実際は抜け道だらけなのに対して、ブータンの自由旅行は特別なコネがないかぎり、ほとんど不可能だ。
 ブータン政府はなにも外国人に嫌がらせをしているわけではなく、国民に民族衣装の着用を奨励するなど、いわゆる「開発」や「国際化」よりも、自国の文化・伝統を重んじる政策をとっている。インドと中国という強烈な影響力をもつ超大国に挟まれた九州ほどの広さしかもたない小王国が民族のアイデンティティを守るための「知恵」といえるだろう。

パロ・ゾン
 17世紀以来のシャプドゥン・ンガワン・ナムギェルの城塞。1905年に火災にあったが、グル・リンポチェのトンドル(タンカ=仏画)は生き残った。このタンカはツェチュ祭の最後の日に開帳される。
チャンガンカ・ラカン
 高台にあり、ポタラを思わせる。15世紀に建てられた、ティンプーで最も古い寺の一つと言われている。
トンサ・ゾン
 ブータン最大といわれるトンサ・ゾンは、17世紀にシャプドゥン・ンガワン・ナムギェルが創建したが、すでに16世紀から原型となる寺院があった。徐々に拡張され、現在23のお堂がある。夏の間、僧侶たちはブムタン渓谷のクジェ僧院に移動する。

ブータンのごちそう
プナカ・ゾン
チェンデブジ・
チョルテン

『旅行人ノート チベット第3版』
『旅行人ウルトラガイド 西チベット』
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