チベット見どころマップ

アムド

 大草原と遊牧民――そんなチベットのイメージに最も近そうなのがアムド地方だ。
 中国文明を生んだ黄河の流れはアムドに発し、曲がりくねりながらチベット高原を下りていく。黄河と数多くの支流が作る広大で豊かな草原地帯にアムドの遊牧民たちは暮らしている。古くからチベット系、モンゴル系、トルコ系などの部族が入り乱れ、同化しながら現在の「アムドワ」(アムドのチベット人)になった。

ラブラン寺
 チベット仏教ゲルク派6大寺の一つ。とにかく巨大で、クンブム(タール寺)と並んでアムド地方で絶大な権勢を誇り、巡礼者も多い。
 「ラブラン」は、もともと活仏などの「寮」の意味。6つの学堂があり、暦学・天文学やチベット医学も含め、チベット仏教のすべてを網羅する大僧院となっている。
ダライ・ラマ14世生家
 インドに亡命中のダライ・ラマ14世が生まれた(1935年)のが現在の平安県祁家川(ツォンカ・タクツェル村)。そういう微妙な場所だけに、平安県は開放地区だが、タクツェル村のみは要パーミット。西寧の旅行会社を通して車をアレンジして訪れた人もいる。
ジェグ・ゴンパ
13世紀にできたサキャ派の大寺院で、青灰色の僧坊とエンジ色のお堂というコントラストは中央チベットにあるサキャ寺そのままである。建物の再建は順調に進んでおり、坊さんたちはとてもフレンドリー。山の上のほうにはゾン(城塞)と朽ち果てた僧坊が廃墟となって残っている。

ラブラン寺のマンダラ
ゴマル・ゴンパの
大チョルテン
アバの小坊主たち

『旅行人ノート チベット第3版』
『旅行人ウルトラガイド 西チベット』
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