シルクロード見どころマップ

中国

北京
 北京は中華人民共和国の首都であるとともに、政治と文化の中心でもある。都市としての歴史は古く、今から約5,000年前の周の時代には城が築かれていた。町の中心にある故宮は明王朝と清王朝の王宮があった場所で、1911年に皇帝が退位するまで、500年にわたり24人の皇帝が統治したところでもある。

上海
 長江の河口近く、その支流の黄浦江に面した中国最大の都市。現在、市区(城市)の人口870万人。戦前は魔都と名を馳せ、アジア有数の華やかな商業都市でもあった。文化大革命以降は経済特区に指定され、特に90年以降はめざましい発展を遂げ、市内には高層ビルが林立するまでになった。

豫園
 明の時代に城隍廟が造られたのが始まり。近頃、再開発によって中国の宮殿風土産物屋街となっている。

西安
 西安は地図を見ると中国の真ん中辺りだが、漢民族の感覚ではかなり西寄りにある。かつての唐の都・長安はシルクロードの東の起点だった。そして今回シルクロードを西へ目指す者にとってもここを起点と考えたい。古来から多くの旅人がここから西を目指し旅立っていった。

乾陵
 西安から北西へ約80km、唐の高宗とその皇后則天武后の2人が一緒に葬られた合同墓。完成までに23年かかったという。

河西回廊
 西安のある陜西省と新疆ウイグル自治区を結ぶ東西に細長く伸びているのが甘粛省。この地域は秦の時代にイラン系の月氏が治めていたが、前漢時代になると匈奴がそれを追い払い、代わりに支配。西方に関心を示した前漢の武帝は匈奴を討ち、要塞都市を天水から敦煌までの間に置く。その結果、タリム盆地のオアシス国家への直接の通商の道が開かれ、シルクロードが発展していった。

莫高窟
南北約1.8kmにわたって掘られた石窟群。4世紀から14世紀の元代まで約1000年にわたり掘り続けられた窟は、現存するものだけでも492窟。

新疆ウイグル自治区
 新疆は北からアルタイ山脈、天山山脈、それと南端の昆崙山脈に挟まれた地域で、天山山脈北側にジュンガル盆地があり、大部分をグルバンテュンギュト砂漠が占め、南側にはタリム盆地、大部分を広大なタクラマカン砂漠が広がっている。

タリム盆地
 盆地の大部分は、33万km2と日本の国土の9割に相当するタクラマカン砂漠が占めている。タクラマカンはウイグル語でタッキリ・マカンといい、タッキリとは死、マカンとは果てしなく広い、つまり死の砂漠を意味している。またそれとは別に、入ると出られないという意味もある。
新疆ウイグル自治区博物館
 新疆最大の博物館で収蔵品は5万点に及ぶ。歴史、文物、民俗、出土文物、織物、さらにクチャの千仏洞の壁画などを展示。また奥の部屋には桜蘭美人として有名な4,000年前のミイラなどが10体あまり陳列されている。

『旅行人ノート シルクロード』
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