アジア横断見どころマップ
パキスタン ラホール
インドとの国境より24km西に位置するラホールはパンジャーブの州都で、410万もの人口を抱えるパキスタン第2の都市。文化や教育の中心的な都市でもある。旧市街の中は迷路のように細い路地が張り巡らされていて、バザールはいつも多くの人でひしめき合っている。また旧市街の外には、イギリス統治時代に建てられたゴシックやビクトリア様式の建物が多く残っている。
バードシャヒーモスク
世界最大級の規模を誇るパキスタンを代表するこのモスクは、1673年にアウラングゼーブ帝によって建てられたムガール朝最後の建造物。広い中庭を持ち一度に10万人が礼拝できる。イスラマバード
行政機関の全てが集まっているのが首都イスラマバード。町の歴史が浅いため歴史的な見どころは乏しく、街並は高級住宅街が並び閑散としている。旅行者の多くは、安い宿泊施設が多いラワールピンディーに宿泊する。
シャーファイサルモスク
大理石と直線で構成された礼拝所と四隅のミナレットが印象的。この建物はサウジアラビアのファイサル王の寄付で造られた世界最大級のモスク。一度に10万人が礼拝することができる。フンザ(カリマバード)
カリマバードを中心とする渓谷をフンザと呼び、1974年までミールと呼ばれる藩王が支配する独立国であった。
背後にはウルタル山がそびえ、村は山の斜面に造られ水路によって水を引き込み、緑多い桃源境を作っている。アンズが茂り、春は桃色の花が咲き特に美しい。宮崎駿の『風の谷のナウシカ』は、この辺りがモデルになっているという。
バルチットフォート
ウルタルの谷を背後にしたバルチットの丘の頂きに建てられている。ここは代々この土地を治めるミールが住んでいた宮殿。建物は600年以上前に建てられた石と木と漆喰を使用したこの地方の伝統的なスタイル。ペシャワール
NWFPの州都ペシャワールはアフガニスタン国境まで50km、中央アジアの雰囲気を色濃く残している。この町は世界最大の部族とも言われるパターン人の勢力圏にある。アフガニスタン内戦によって大量の難民が流れ込んだことから、他の町と異なる独特な雰囲気を持っている。
ハイバル峠
パキスタンからアフガニスタンへと続くこの峠はシルクロードの時代から多くの商人達が越えてきた東西の重要な交易ルート。またアフガニスタン国境の北から南にかけての広大なエリアに住むパターン人の土地だ。ハラッパ
モエンジョダロとともに世に知られたインダス文明の遺跡で、モエンジョダロとは650kmも離れているにもかかわらず、全く同質の文化を持っていた。サトラジ川の氾濫や、ラホール〜ムルタン間の鉄道敷設のためのレンガの持ち出しによって遺跡の破壊が激しいので、モエンジョダロのような整然とした古代都市の名残りは感じられないかもしれない。
ハラッパ遺跡
モエンジョダロと同様に、城砦地区と居住区が離れている。博物館とレストハウスの間の細い道を抜けると前方に小高い丘があり、この丘が城砦地区の跡となる。ムルタン
旧市街のある古い町でダルガー(聖者廟)が多い。旧市街はムルタン・カント駅より東へ約3km。町の中心はガンタガル(時計塔)周辺。
シャー・ルクネ・アーラム
カースィム・バーグの丘の上に建つムルタンを代表する最も重要なダルガー。シャー・ルクネ・アーラムとはムルタンの偉大な聖人シャー・ルクヌッディン・アブル・ファタに授けられた称号で、「世界の柱」を意味する。彼の廟は常に多くの信者が参詣に訪れ、濃い香が漂う中、半ば恍惚状態となって祈る姿が見られる。モエンジョダロ
世界の文明発祥の地のひとつインダス文明の遺跡。この古代都市は従来、紀元前1500〜2500年のものといわれてきたが、最近の発掘で地下18mよりさらに古い生活層が発見され、土器の破片や女性の腕輪などが出土した。これによって時代は一気にさかのぼり、モエンジョダロの最初の建設はこれまでより1500年も古い、紀元前4000年頃であることがわかった。その結果、世界最古の都市遺跡となったのである。
カラチ
シンド州の州都であるとともにパキスタン最大の商工業や貿易の中心都市。人口は1000万人近い。国際空港は各国と結ばれ、アクセスはイスラマバードよりいい。しかし見どころが少ない上、夏はかなりの酷暑であること、ホテル代の高さ、治安の悪さなどから、あまり旅行者が訪れないところでもある。アジアを横断する旅行者よりは、むしろ飛行機のトランジットなどで数日滞在する旅行者の方になじみがあるかもしれない。
カーイデアーザム廟
パキスタン建国の父ジンナー(お札の人物だ)の墓がおさめられた廟。小高い丘の上にあり、周囲は公園になっている。高さ30mの白い大理石の建物はすっきりとしたデザイン。