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イラン旅行術 佐藤秀信

◎基本情報

◯ヴィザ情報
 日本でイランのヴィザを取得する場合、原則的に現地(イラン)からの招聘状が必要である。トランジットの場合はこれが必要なく、航空券や書類をイラン大使館に持っていけば出してくれるが、ツ−リストヴィザなどのその他のヴィザなどはこれが必要になる。
 現在、ツ−リストヴィザは原則的に有効三カ月、滞在期限一カ月のものが出る。この滞在期限はイラン政府の規定では最高一カ月ということになっているが、代理店により二週間しか取れないと言ってみたり、そこから一週間延ばすだけで(つまり三週間)取得手数料を一万円上乗せしてくるところもある。日本国内や外国のイラン大使館。領事館は頻繁に査証の条件を変えてきたり査証を出さなかったりする上、日本の代理店の多くはこのような事情すら把握していない場合が多い。なおそれら代理店のほとんどはアイト−ジャパン(ペルシア観光局)という会社にヴィザ取得やチケット手配を一任していることを付記しておこう。私はいろいろ廻ったところ、一カ月ヴィザを低料金で確約してくれるところがあったので、そこに決めた。これについては後述しよう。
 ツ−リスト以外のヴィザは基本的に現地の受け入れ機関の招聘状があれば、結構簡単に認可される。イラン国内で逮捕歴等なければの話だが。語学学校・高等教育機関(テヘランでは四ヶ月タームの年二回(二月上旬と九月下旬開講)、開講する語学学校有り。料金は1ターム1000$(初級者)、既習者は割引有り。問い合わせはテヘラン大学のInternational Center for Persian Studies,Fax;0098-21-34469002)で(面倒な)手続きをして招聘状を出してもらえば、とりあえず在日本イラン大使館は一カ月のエントリ−ヴィザを出してくれる。その後は修学期間に応じて現地で更新していくということになる。正規に大学や高等教育機関へ留学することは、大学等が許可しても高等教育省の認可が降りにくかったり、またペルシア語学力が問われるために非常に困難であったりする。
 まずは順を追ってヴィザ取得に関する情報を述べていこう。
 日本でイランのヴィザを取得する場合、以下の三通りが考えられる。
@現地に知り合いが居り、その知り合いに外務省へ足を運んでもらい、外務省から在日本大使館に連絡が行き査証を発行してくれるというパタ−ン。これだとお金もかからないが、知り合いに多大な負担がかかる上、普通旅行者でこの条件に合う人はいないと思うけど?
Aツア−で行って、代理店にヴィザを取得してもらうパタ−ン。
Bチケットとヴィザだけ代理店に取ってもらうパタ−ン。旅行人の読者はこのパタ−ンが多いだろう。もしくはヴィザだけという人も。アイト−ジャパンを通す代理店だと、だいたいヴィザと最低限ホテル一泊とイラン航空の組み合わせで売る。それが嫌な人(私みたいな人)は、ヴィザとチケットを別料金で申し込むしかない。
 ヴィザに関する料金だが、97年7月現在、ヴィザ自体の価格は6400円(一カ月)である。@で取る場合のみこれがすべてである。それ以外は代理店によって料金体系が異なり、代行手数料が20000〜50000円(!)くらいまで幅広い。しかしこれは現地エ−ジェントとのコネクションの差によるもので、手数料が高いからといってヴィザが長くなる保障はない。私の場合、S旅行会社で総額264000円で取ってもらった。イランによく行く人の間でも、そこは評判の会社なのでこんなもんだと思う。他にはアイト−ジャパンに直接交渉するのも一つの方法だし、イランに居た時は手数料を払わない実費で日本でヴィザを取った人に会ったので、日本で安くヴィザを取りたい人は根気強く代理店に聞いていったほうが良いと思う。

◯航空券情報
 日本からで近年一番安いのはパキスタン航空かアエロフロ−ト。格安はこれくらいで、次に続くのはイラン、トルコ航空で、あとはヨ−ロッパ系やエミレ−ツなどのアラブ系である。
 アエロフロ−トで行く場合、事前に在日本ロシア大使館に直接申請すれば、6000円程度で一日のトランジットヴィザを発行してくれる。数時間の待ち時間があってモスクワ観光したい人には良い。パキスタン航空でカラチにストップオ−バ−する場合も、在日本パキスタン大使館でツーリストとトランジットヴィザ(無料)は出る。
 テヘランの旅行代理店にて国際線チケットの値段を聞いてみた。例として、テヘランからはカラチまで280$、モスクワ380$、東京860$(すべて片道)、これらはイラン航空でのフライトである(97年7月)。高い。
 国内線は混んでいるが、空港に直接行けばだいたいなんとか乗せてくれる。ただ本当に満席の場合は外国人の「特権」を利用して強引に乗ることになるので、何時間も待ったり乗せてくれない場合も十分にあり得る。国内線はテヘラン発着が多く、その他の都市相互間の飛行機は比較的少ないので、利用する際には時刻を下調べしておいたほうがあとで楽かも。テヘラン発着の国内線の一部価格は以下の通り。
 マシュハドRls.66500、シ−ラ−ズRls.61500、アフワ−ズRls.51500、タブリ−ズRls.49500、エスファハ−ンRls.40000、ザ−ヘダ−ンRls.91000、ザ−ボルRls.136000、ア−バ−ダ−ンRls.58500、ケルマ−ンRls.71000、ラシュトRls.40000。ザーボルが高いのは、ザーヘダーンで乗り換えるためだとされる。イラン全土地図を参照しながら、上記の都市間の距離と値段を推測すればだいたいの値段はわかる。

◯その他の交通機関
 陸路移動はバス(オトブゥ−ス)が便利。これについては他のコピ−サ−ビスとアジア横断で多く述べられているので省略。
 鉄道はいつも混んでおり不便であるが、設備は悪くないらしい(乗ってないのでちゃんと書けません)。鉄道駅のある都市には駅にある予約オフィスの他に、街の代理店で切符を売ってくれる。こういう所ではコンピュ−タ−回線が普及しており便利である。参考までには、テヘラン州に22カ所、ホラ−サーン州に13カ所という具合である。時刻表はツ−リストインフォメーションで貰えると思う。
 3時間以内程度の近距離ならば、ミニバスや長距離乗り合いタクシ−がある。これらは地方における人の流通の量で差があるので、後の都市別解説のところで詳しく述べる。
 街中は市バス、乗り合いタクシ−、タクシ−が移動手段。都市によってはバイクタクシ−もある。これについては最初のテヘラ−ンのところで詳述する。

◯両替
 公定レ−トは固定Rls.3000。闇レ−トはテヘランでRls.4600〜4800、地方都市はそれより若干低かった印象があった。多くの場合、闇ドルはバ−ザ−ルがおおもとのようなので、どこにいってもそれを念頭において探してみると良い。ただし警察に見つかると捕まるということも念頭に。
 銀行で両替する場合、ドル現金しか扱ってくれないところが多いがチェックも一応使える。ヴィザとマスタ−のカードは時々使える。円両替はほとんど無理だと思ったほうが良い。なお、東京三菱銀行を通じてイランへ送金できる。

◯郵便
 近年、郵便事情は改善されたようで、日本からでもイランからでも、変なものを入れない限りだいたい着く。しかしイランに便りを出す場合は、日本大使館宛にするのが無難。日本への葉書は400Rだった。私は大量の本をイラン各地から送ったが、航空便だと1kg12300R(一週間)、船便で1kg6000R(2〜3カ月)である。書留料金は一律1750R、速達料金は一律2300Rである。5kgくらいを超えると、分割を要求されるかも。どんなものでも検閲は覚悟すべし。余談だが、私は「週刊プロレス」を日本から送ったが着かなかった。
 絨毯は機械製の小物は認められるが、手製は関税をかけられる。空港からの持ち出しの場合、3F以下の骨董品でない絨毯は持ち出し可。

◯治安
 ザ−ヘダ−ン周辺(これは噂)とテヘランの繁華街を除けば良好。女性が夜中に歩いても大丈夫(のようだった)。ただ国境付近を行く場合(特にイラク方面)は、公安のチェックがあるので気をつけること。イラン人によれば、空港が一番危険だと言われるので、混んでいる場合は特に気をつけること。スリ、置き引きが多い(らしい)。

◯水
 多くの都市では飲料可能だが、砂漠地帯でガナートの水源が良好でない場合は塩辛い(ナマッキ−)水が出てくる。そういったところでは住民は飲料水(アーブ・ホルダン)を利用しているので、ほしい時はそのように言うこと。

◯食事
 イランに関するコピ−サ−ビスには、食事に関しては単調だと書かれているものが多いが、探せば種類はいっぱいある。野菜も注文つければ別に不足しない(はずだけどなぁ)。ペルシア語ののメニュ−が読めれば楽だけど、そうでない場合は巻末の単語集を参考にしてちょ。

◯情報収集
 イラン国内の観光案内所は、イラン政府の縦割り行政のおかげでほとんど機能していないし、あっても個人相手の観光情報にはそれほど強くない。各地のイスラ−ム文化指導省(通称エルシャ−デエスラ−ミ−)がとりあえず旅行案内担当なので、何かあったらそこに行けば良い。州都には必ずあるし、市レベルであればだいたいある。地図が貰えることがあるが、逆に不愉快な目にあうこともある。他には大きな書店でギ−タ−シェナ−スィ−の地図を買ったり、地元の人に聞くのも良いかも。

◇都市別情報 

◎テヘラン  <br>
◯地方への移動
 地方へ向かうなら、3つほど長距離バスタ−ミナルがある。
 西バスタ−ミナルはメイドゥ−ネ・アーザ−ディ−の西北すぐにある。メイドゥ−ネ・ホメイニ−(通称トゥ−プ・フ−ネ)の市バスタ−ミナルからア−ザ−ディ−市バスタ−ミナル行きが出ている。そこからは歩いても行けるし、短距離ながら長距離タ−ミナル正面前まで市バスが出ている。長距離の行き先はマ−ザンダラ−ン州中部以西、ハマダ−ン州以北の西北イランがほとんど。またここからは近隣諸国への国際バスも出る。聞き込みによれば、テヘランマバク−がRls.260000で毎日19:00発、テヘランマイスタンブ−ルがRls.110000で毎日13:00発だった。エレヴァン行きはあるという話だが、どこからか確認していない。国際バス会社はタ−ミナルの正面入り口から左端のほうに固まっており、ロ−マ字の看板も出ている。イラク行きはなかった。なお、メイドゥ−ネ・ア−ザ−ディ−沿いにミニバス乗場がある。カラジやガズヴィ−ン行きが頻繁に出ている。
 南バスタ−ミナルは鉄道駅の東側にある。東タ−ミナルはボルヴァ−レ・ダマ−ヴァンドの東端、メイドゥ−ネ・エマ−ムホセインで市バスなりサヴァーリーなりつかまえていけば良い。南と東の長距離タ−ミナルは具体的に調査していない。
 鉄道駅へはパルケ・シャハルの北側のタ−ミナルから市バスが出ている。列車チケットの席を事前に予約する場合は、鉄道駅を東に300メ−トルほど行けば予約用の建物がある。しかしここはいつも混んでいる。マシャドホテルからアミ−ルキャビ−ル通りを東に歩いて、最初の大きい交差点の向こう側に奇麗な旅行代理店(ABI Agency,電話3131911〜15)があり、ここで列車の予約ができる。なお、ここでは国内外の航空券も扱っている。
 空港はア−ザ−ディ−から南西に行った辺り。国際線(ハッテ・ベイノルメラリ−)と国内線(ハッテ・ダ−ヘリ−)は場所が違う。国際線のほうが手前にある。市バスは鉄道駅前とメイドゥ−ネ・エンゲラ−ブ近くのタ−ミナルから出ており、またはメイドゥ−ネア−ザ−ディ−で途中乗車できる。どういうわけかこの空港バスは現金払いでRls.100〜300。普通はどちらの線からもエンゲラ−ブ行きのバスが出ているのだが、深夜に飛行機で着くとタクシ−の世話になる。私は国際線の乗場からエマ−ムホメイニ−までRls.17000払ったが、嫌な人は空港の待合い所で夜を明かしても良い。良く見るとみんなそうだった。
 アエロフロ−ト・テヘラン支店(Nejatollahi Ave.23,電話8808480)、英語可。

◯市内移動
 テヘラン市内は極めて広いので、一度以上は交通機関を利用する羽目になる。市バス、ミニバス、タクシ−、サヴァーリーのどれかを使うことになるだろう。
 市バスタ−ミナルは大きなメイドゥ−ンの近くかその内部にあることが多い。旅行者にとって最も利用頻度の高いのがメイドゥ−ネ・エマ−ムホメイニ−内部のタ−ミナルだろう。ここからテヘラ−ン大学やア−ザ−ディ−方面へ行ける。ただし、フェルドウスィ−通りを北上するバスはメイドゥ−ンからすぐの通りの付け根から出るので、日本大使館やメイドゥ−ネ・アルジャンティンに行く場合はここから。南方面へはパルケ・シャハルの北のタ−ミナルから、東方面へはメイドゥ−ネ・バハレスタ−ンからバスが多い。テヘラ−ンの市バス路線図は、基本的に各メイドゥ−ンのタ−ミナル間を結ぶ線で構成されているので、迷った時は地図を見ながら各メイドゥ−ンを乗り継ぎする感じで行けば目的地に着ける(ハズだ)。
 ミニバス(ミニブゥース)はフェルドウスィーいろんなところで走っており、料金は市バスより若干高めだが、ぼられる可能性は低い。市内南部(下町)で頻繁に走っている印象を受けた。これは大きな声で行き先を通りゆくミニバスに叫んで、止まったミニバスに乗れば良い。
 サヴァーリー(savアrオ)はバスに比べると高いが、慣れれば非常に使いやすい。乗り方としては、サヴァーリーが走っている場合は大きな声で行き先を叫んで止まった車に乗る。しかし運転手の気分次第で止まらなかったり、満員の時も止まらない。より簡単に乗る方法は、メイドゥ−ンや交差点(チャハ−ル・ラ−フ)へ行って、自分の目的地の方角に延びる道の付け根にいる待機中のサヴァーリーに乗ることである。しばらく観察していれば、運転手が行き先を叫んでいたり、客が自分と同じ方角を言っていることがあるのでその後乗っていけば良いだろう。値段の例としては、エマ−ムホメイニ−からメイドゥ−ネ・フェルドウスィ−までRls.200〜300程度。他に客がいる場合はボラれる可能性はかなり低いが、一人でサヴァーリーに乗るとボラれることもあるので、最初から客を乗せているサヴァーリーにのみ乗るというのも一つの手である。
 といって、じゃあタクシ−は皆ボッタクリかというとそう言い切ることはできない。(運転手の言う)タクシ−の概念は基本的に、サヴァーリーをまるごと貸すということである。もちろんサヴァーリーをやらないタクシ−も多くいる。例えばエマ−ムホメイニ−から瀬里奈に行く場合、タクシ−を使うとRls.8000〜10000かかる。これはサヴァーリーで行く場合の値段(実際には直通はないが)を距離と換算して1000Rと考えれば、×5(席の数)×2(瀬里奈からは客が拾えないし、エマ−ムホメイニ−からは周辺の集客状態をよく知らないという理由で)で値段を換算できる。夜間や早朝は他に交通手段がないので運転手が吹っかけてくるが、交渉次第で通常料金に近いところまでは落とせる。
 タクシ−とサヴァーリーの違いは、運転手が行き先を指定するのがサヴァーリーであり、客が行き先を指定するのがタクシ−と考えたほうが良い。ただし、イラン人一般の言い方では、両者ともタクシ−と呼び、注意を促さない限りサヴァーリーという単語を使わないことが多い。人に交通手段について聞く場合はその辺を確認していったほうが良い。

◯宿
 メイドゥ−ネ・エマ−ムホメイニ−から東に延びるアミ−ルキャビール通り周辺と、サアディ−通りの南部に安宿は点在する。アミ−ルキャビ−ルを少し東に行くとサアディ−との交差点に出るので、そこを右折すると、左側にホテルが並んでいる。まず手前から言うと、バハレスタ−ン(シングルRls.15000、洗面器付き)テヘラ−ン(Rls.20000R、扇風機)ハギ−ガット(2ベッドRls.20000)、中級のファ−ルス、そして奥にズィ−バ−(30$、リヤル払い可、中〜高級,電話304256)。アミ−ルキャビ−ル通り周辺は、右側の通りに面したところにテヘラ−ンゴル(シングルRls.15000)少し行って反対側の小路地を左折するとハザルシ−(シングルRls.8000、2ベッドRls.12000、ドミRls.6000、電話3113860)テヘラ−ンゴルを通りすぎると右手にマシャド(2ベッドRls.12000、4ベッドRls.18000、ドミは1ベッドRls.6000、床で寝るとRls.4500)。近くにハンマ−ムあり。入浴料Rls.1500、アカスリ希望者はRls.5000でエクスタシ−に浸れる。
 ハザルシ−とマシャドに情報ノ−トがある。マシャドの方は藤本君と私が置いたので使ってね。

◯両替
 メイドゥ−ネ・フェルドウスィ−の南側周辺とバ−ザ−ルの北側の大通り沿いに両替屋がいる。しつこいのですぐわかる。

◯観光
 初めて日本大使館(電話8717923,8713396)へ行く人は、エマ−ムホメイニ−近くのフエルドウシ−からバスに乗り、メイドゥ−ネ・アルジャンティンで下車して、通称ブハレスト通りを南下すれば10分ほどで着く。慣れた人はべへシュティ−通りを超えたあたりで(バンケ=テジャ−ラットが目印)下車すれば5分で着く。入り口は金網で塞がれているが、日本人と言えば中に入れてくれる。図書室があり、朝日新聞とジャパンタイムスが読める。
 見所はたくさんあるのでここでは近場だけ紹介する。バンケ・マルキャズィ−内にある宝石博物館は火・日の14:00〜16:00開館、入場制限あり、イラン人学生と子供Rls.3000一般イラン人Rls.5000外国人(ハ−レジ−)Rls.10000。中央郵便局の裏の通りを西に行くとイラン国民博物館または古代博物館は火休で9:00〜13:00と14:00〜17:00開館、一般イラン人Rls.2000外国人Rls.15000。スィ−ィエ・ティ−ル通りにはガラス博物館は月休で9:00〜18:00開館、一般イラン人Rls.1000外国人Rls.10000。絨毯博物館と現代美術館はラ−レ公園の脇。
 ツ−リストインフォメーションいう名の所はパ−ルスホスピタルの向かいにあるが、行くだけムダ。親切だが何も知らない。ベストなのはイスラ−ム文化指導省へ直接行くことである(これは他の都市へ行っても同じこと)。メイドゥ−ネ・バハレスタ−ンの北側に本部があるがこちらではなくて、メイドゥ−ネ・エンゲラ−ブを西へ行き、ア−ザ−ディ−通りとル−ダキ−通りの交差するあたりにある近代的な建物の3Fに観光セクションがある。親切に教えてくれ、地方にも詳しい。英語・フランス語可。簡単な図書室もある。

◯食事
 サンドイッチ屋は街中のそこら辺にある。ドネルキャバーブのサンドを食べたい人はエマ−ムホメイニ−からフエルドウシ−を歩くと左側に店がある。普通のサンドより少し高め(Rls.3000〜4000)だがうまい。
 中華料理のソウルガ−デンはフェルドウスィ−を北に行ってキャリームハ−ンの高架と交差する手前の右側のホテルの2Fにある。多人数が良い、一人Rls.20000〜30000。
 ホマーホテルの地下のレストランも雰囲気は悪くない。マシュハドやシ−ラ−ズのホマーホテルのレストランとメニュ−構成はほぼ同じ。ス−プからデザ−トまで適当に選んでだいたいRls.25000〜40000。
 スイスレストランはメイドゥ−ネ・フェルドウスィ−に近いフォルサト通りの小路地にある。少々わかりにくい。料理はかなりうまい。オイルフォンデュが一番高いメニュ−で、気持ち悪くなるほど食べて他の料理も程良く頼むと一人50000R強だった。
 イラン料理といえばキャバ−ブだが、安食堂を選ぶ際にはヌ−ンを焼くカマド(タヌ−ル)があるところにしたい。そういうところは少ないが、焼き立てのヌ−ンがうまいのはパキスタンから来た人はよくわかっているはず。アミ−ルキャビ−ルの近くにも一軒あった。

◯本
 本屋はテヘラン大学の近くに山ほどある。特にエンゲラ−ブ通りの南側にずらっと並んでいる。都市地図や州地図を取り扱っている本屋も何件かあるので、ウインドウを覗きながら歩けばそのうち見つかる。テヘラン観光のベスト地図はギ−タ−シェナ−スィ−のNew Map of Tehran、Rls.15000と高価だが買う価値はある。ペルシア語-日本語の本も売られてはいるが、誤植が非常に多く出来はあまり良くない(Rls.6000)。ペルシア語フ英語のポケット版辞書も売られている。こちらはかさばらず、土産としても良い(Rls.2500と4000)。

◎マシュハド

◯地方への移動
 長距離バスタ−ミナルはハラムより南南西の方向、エマ−ムレザ−通りの終点にある。イラン各地とつながる長距離バスがここに集まるという話だが、街の構造上別の所にもあるはずなので今度調べたい。テヘラン行きが多いのは当たり前として、ザ−ヘダ−ンやビールジャンド行きも多い。参考としては、ゴルガ−ン(9時間,Rls.7000)タバス(8〜9時間,Rls.7000)。

◯市内移動
 長距離タ−ミナルとハラムのみの移動は市バスとサヴァーリーで十分。市バスはRls.100、サヴァーリーはRls.250。長距離タ−ミナルのハラム行き乗場はタ−ミナル内のエマ−ムレザ−通り出口の近くにある。「ハラム・ミラム(ハラムへ行くんだけど)」と切符売りのおじさんに聞けば教えてくれよう。
 空港へは市バスがエマ−ムレザ−通りから出ているが、本数はそう多くない。ハラムからタクシ−で行くとRls.4000〜5000程度かも。私はメイドゥ−ネ・15ホルダ−ドからRls.3000で行った。空港からは間違いなく市バスでハラム近くまで行ける。

◯宿
 ハラムを囲むバ−ザ−ル一帯とバ−ザ−レ・レザ−周辺に安宿はある。パキスタンやアフガニスタン(難民も含む)からの巡礼者が多いため、宿に困ることはないし、他の都市のように外国人だからといって嫌な顔をされることはまずありえない。
 宿の相場はシングルRls.10000〜15000とイラン北部全体の中では安い部類に入る。多くの安宿で冷蔵庫・キッチンが共同である。これは巡礼者が家族やグル−プで来るためである。中〜高級ホテルはエマ−ムレザ−通りとホスラビ−ノウ通り沿いに点在する。
 ハラムの周りを一周してみよう。名もないようなバ−ザ−ルと小路地に安宿とハンマ−ム(ギャルマ−ベ)がそこら中にある。テヘランではお目にかかれないくらいの安い食堂もあちこちにある。マシュハドはもうアフガニスタン地域圏にかかっており、ダリ−語で話す人々も多い。

◯両替
 宿の人間か同宿のパキスタン人などに話を持ちかけたほうが安全だし、楽。バンケメッリ−の近くに両替屋がいるという誰もが言う話だが確認していない。

◯観光・地図
 地図はエマ−ムレザ−通りの本屋やハラム周辺の雑貨屋で手に入る。500Rと安いが、マシュハドの地理研究所発行のペルシア語表記の地図のため、扱いにくい。事前にギ−タ−シャナ−スィ−の地図(Rls.1000)を購入したほうが良い。しかしこの二つの地図は若干ズレが見られる。
 マシュハドの見所はやはりハラム(Haram-e Motahhar、神聖な聖域)。12イマ−ム派の第8代イマ−ム、アリ−・レザ−の聖廟がある。イラン国内最大の聖廟であり、イラン唯一の12イマ−ムの聖廟である。ハラム広場(Farake-ye Haram-e Motahhar)の中に入るには荷物(カメラも含む)を預かり所に預ける。中はモスクや広場などのコンプレックスになっているが、人の流れはやはり廟にあるのでそれに沿って入ろう。
 他の見所はシ−ラズィ−通りにシャヒ−ド・ホウラ−キヤ−ンとか、市西部にパ−ルケ・メッラトというバカでかい公園がある。しかし長居しない人はハラムとその周辺で十分かも知れない。

◯食事
 ハラム周辺にいろんな店がある。ある意味観光都市なので、レストラン捜しにはそう苦労しない。メイドゥ−ネ・タ−レガーニ−にホマーホテル(ホテルゴドス)があるので、そこで食事というのも手。

◎タバス

◯地方への移動
 バスタ−ミナルはない。長距離バス乗場は、市の北にあるガソリンスタンドか、市唯一の公園のパルケ・ゴルシャン、郵便局のいずれかである。このうちガソリンスタンドはマシュハドやビールジャンドを行き来するバスの通過地点であり、満席なら乗せてくれない。パルケ・ゴルシャンは夜行バスでほとんどヤズド行きである。郵便局は市内のバス会社オフィスが指定する乗場で、便数は少ない。タバスは砂漠の真中にある小都市で、他に公共交通機関はない。タクシ−もあり、1日チャ−タ−で観光してくれる。
 なお、マシュハドとタバス間のフェルドウスにも安宿数軒あり。

◯市内移動
 徒歩で歩くには多少大きい街だが、市バスはない。サヴァーリーが時々走っているが、サヴァーリーを待つくらいなら歩いたほうが早い程度。北のガソリンスタンドからメイドゥ−ネ・エマ−ムホメイニ−まで徒歩で1時間弱かかる。

◯宿
 北のガソリンスタンドから徒歩5分くらいのところにセパレ−トタイプのコテ−ジがある。通称「トゥ−リスト」。タバス市役所直営で、立派な造りである。TV、エアコン、シャワ−、トイレ、豪華な部屋でRls.40000だったが、値段は交渉できると思う。なお水道水は飲用不適なので、フロントへ行って飲水(ア−ブ・ホルダン)をもらうこと。
 ここから徒歩10分くらいのところに高級ホテルのバフマンがあるが、開いてるようには見えないほど閑散としていた。

◯観光・地図
 地図は売っていない。市役所にごく簡単な市街地図があるが、手書きのペルシア語で書かれている。あえて地図がいるほど大きな街でもない。
 人々の間でタバスは「砂漠の真珠」と知られている。周りは広大な砂漠で、その中に孤立したオアシス都市・タバスはその名にふさわしい。椰子の木に囲まれてのんびりするのがこの街の過ごし方である(というよりそれしかない)。
 見所は、エマ−ムレザ−の血縁にあたるホセインの聖廟がある。30〜40分くらい歩く。わりと大きな聖廟で、行く価値はある。現在改装中。
 メイドゥ−ネ・エンケラ−ブの前にバ−ゲ・ゴルシャン(パルケ・ゴルシャン)がある。夜はヤズドからのピクニック客で賑わっていた。デ−トにはム−ドたっぷりの公園だが……いや、やめとこう。

◯食事
 宿から南への大通りを歩いて二つ目のメイドゥ−ン近くにレストランがある。安いし結構うまいが、近場ではここしかない。メイドゥ−ネ・エンゲラ−ブ近くにサンド屋があり、市のバ−ザ−ル周辺にもいくつか店はあったが、昼は休んでるのであまり期待しないほうが良い。

◎ヤズド

◯地方への移動
 長距離バスは本数はそれほど多くない。エスファハ−ン行きは昼便でも多く出ているようだったが、シ−ラ−ズ行きは基本的に夜行便のみ。タバスから6時間、シ−ラ−ズ間5時間。長距離バスタ−ミナルは市の南、鉄道駅はそのすぐ近くにある。

◯市内移動
 市の中心のメイドゥ−ネ・ベヘシュティ−(メイドゥ−ネ・シャヒ−ド)のファロッヒ−通りからタ−ミナル行きの市バス(No.27)・サヴァーリーともに出ている。夜間にタ−ミナルについて市中心までのタクシ−はRls.2000だった。
 市中心は渋滞が多いので、サヴァーリーが便利。Rls.300あれば市内はだいたい行ける。沈黙の塔(dakhme)までは、メイドゥ−ネ・アブザルまでバス(No.32)で行って、そこで「ダフメ、ダフメ」と言っていれば、近くまで行くバスに乗せてくれる。最寄りの停留所で降りたら、遠方にダフメが見えるので、歩いて20分くらいで廃墟群に着く。

◯宿
 安宿はメイドゥ−ネ・ベヘシュティ−を中心にしてエマ−ムホメイニ−通りと10ファルヴァルディ−ン通り周辺にある。10ファルヴァルディ−ン通りには日本人が多く泊まるア−リアホテル(シングルRls.10000〜15000)がある。レザ−という細身の青年がおり、非常に親切に対応してくれる。英語可。そのせいか他の従業員のおじさんたちが悪者に見えた。
 エマ−ムホメイニ通りにはメイドゥ−ネ・ベヘシュティ−に程近いところにホテルベヘシュティ−がある。そこからバ−ザ−ルの入り口にかけて何軒か安宿が小路地の中にあった。

◯観光・地図
 ツ−リストインフォメーションがアレキサンダ−プリズンの前にあるのでそこで地図が貰える。市役所にもある。しかしどちらも旧市街の迷路の中にあるので、面倒な場合はメイドゥ−ネ・ベヘシュティ−にあるア−ケ−ドの中の本屋で地図が売っている。二種類売っているが(Rls.1000とRls.1500)、政府発行のほうは英語で書かれていても大ざっぱで、ギ−タ−シェナ−スィ−のほうは詳しいが地名はペルシア語表記である。
 見所は多い。エマ−ムザ−デ・ジャアファルは鏡張りの聖廟で、市中心からそれほど遠くない。ゾロアスタ−寺院は10ファルヴァルディ−ン通りを南下していくと左手に見える。外からは何か分からないほど目立たない。ドウラトア−バ−ド公園(3000R)は昔の金持ちの庭園で、巨大な通風塔のもとに様々な花や植物が植えられている。アレキサンダ−プリズンはバ−ザ−ルの奥にあるアレキサンダ−ゆかりの地。入場料はイラン人500R、外国人5000R。
 おそらくツ−リストにとってもっとも有名なのは沈黙の塔だろう。現地ではダフメ(dakhme、墓の意)と言う。市内移動の項で行き方は述べたので、あとは行ってみてのお楽しみ。小山の上からはヤズド市内が一望できるので、夜明けか日没時がベストかと思われる。風が強いので気をつけて。
 なお、近くにアバルク−フィヌネム肛遨という街があり、その近くにカ−ヴ−ス遺跡がある。個人的にはダフメよりお勧め。シ−ラ−ズ方面へのバスで途中下車するかタクシ−をチャ−タ−していくしかない。片道1〜2時間。
 イスラ−ム文化指導省 電話38046〜8。

◯食事
 メイドゥ−ネ・ベヘシュティ−を囲む形でレストランが数軒ある。レザ−の知り合いの店がそこにあり、ホレシュや数種類のキャバ−ブなど結構揃っている。ア−リアホテルの近くにロシアレストランと書いた食堂があるが、メニュ−を見たらロシア料理など一つもなかった。でもロシア料理ってそもそも何?

◎シ−ラ−ズ

◯地方への移動
 長距離バスタ−ミナルは2カ所(3カ所あるという噂もあるが未確認)。一つはよく知られている市東部の水なし川沿いにあるタ−ミナル。ここからはエスファハ−ンやヤズド、テヘランなど北方と東部方面へのバスが出る。もう一つは市南部のベヘシュティ−広場(Falake-ye Doktor Beheshti)より南に50。程いったアミ−ル・キャビ−ル通りの起点にあるタ−ミナル。ここからはアフワ−ズ、ア−バ−ダ−ン、ブ−シェヘルィネ靫醵ゥ方面へのバスが出ている。アフワ−ズまでは10〜11時間だが、逆は上りなのでもっとかかる。前述のタ−ミナルほど大きくはないが整った建物である。また、ヤ−ス−ジィ鯢モ靂ゥ程度の距離ならミニバス(ミニブゥース)もあるし、確認はしていないがこのあたりに長距離サヴァーリーがあると思う。

◯市内移動
 遺跡巡り以外にシ−ラ−ズを訪れたのでないなら、メインのキャリームハーネ・ザンド通りを走るバスに乗っていればだいたいの用は事足りる。西端からヴィザ延長所までは歩いていけるし、バスタ−ミナルやシャ−チェラ−グ廟も徒歩圏内。
 ペルセポリス(タフテ・ジャムシ−ド)やナグシェ・ロスタムへ行くのなら東部バスタ−ミナルからマルヴダシュトィ衽靠ヤハゥ行きミニバスが出ている。マルヴダシュトまで行ってサヴァーリーに乗るというのは良く知られているので、ここでは割愛。私はマルヴダシュト→ナグシェ・ロスタム→ペルセポリスのコ−スでタクシ−をチャ−タ−してRls.8000払った。ペルセポリスからマルヴダシュトまでのサヴァーリーについては、イラン人はRls.750払っていたが外国人はふっかけられることになる。
 ヴィザ延長所はザンド城近くから75のバスに乗りメイドゥ−ネ・ナマ−ズで下車して、3のバスに乗り換えて途中で下車して、北へ歩くとパスポ−トオフィスがある。わかりにくいかも知れないが、人の出入りが多く有名なので、人に聞いていけば発見できる。

◯宿
 宿の数は多い。
・まずはアンヴァリ−通り。
キャスラー (Rls.14500)
アンヴァリー(シングルRls.20000、シャワ−・エアコン付き)
サ−サ−ン(シングルRls.25000ツインRls.35000〜40000シャワ−・エアコン付き)、向かいにもう一軒あり。
・キャリームハ−ネ・ザンド通りを西の方から
フェルドウスィー(日本人多し)
イラン(トリプルRls.30000、態度悪)
タフテジャムシ−ド(一人Rls.10000〜15000、シャワ−共同,電話51124)
・ピ−ル−ズィ−通り
エステグラ−レ(一人Rls.12000)
・タ−レガーニ−通りは、アーバーダーン(一人Rls.10000二人Rls.12500)
ア−バ−ディ−(Rls.12500)
オルディ−ベヘシュト(4人部屋一人Rls.5000、グル−プのみ可)
この辺は聖廟への観光や巡礼客が主なので、宿の質もアンヴァリー通りなどの宿より悪いが安いことは確か。他にもまだまだある。
 中級から高級は市中心のザンド城から水無し川の間に点在する。フェルドウスィ−通りにも安宿は数軒あるので、バスタ−ミナル近くに宿を取りたい人はこれも選択肢の一つ。

◯両替
 両替屋はザンド城の東、パ−ルス博物館の向かいにうろうろしている。レ−トはテヘラ−ンほど良くはない。

◯観光・地図
 地図はキャリームハーネ・ザンド通り沿いの本屋で見つかる。シ−ラ−ズは学問の街で本屋も多く、地図などの資料収集には便利である。
 市内観光地は多い。市中心にある城塞はザンド城:イラン人Rls.500、外国人Rls.10000。バ−ザ−ルの南側にある大きな聖廟はシャ−チェラ−グ廟:入場料無料だが、聖域であることを忘れずに。水無し川を挟んで北側にはハ−フェズ廟:イラン人Rls.500外国人Rls.10000、美しい庭園で中にチャイハ−ネがある。サアディ−廟は街の北東端にあり、かなり遠い。
 個人的にお勧めは、街の北端にあるゴルア−ン(コ−ラン)門とその西側の公園とケルマ−ニ−廟である。ここはマルヴダシュトやエスファハ−ンへの道沿いにあるので、たいていの人は見覚えがあるはず。夕方になるとイラン人でごった返すが、山腹に造られた美しい公園は暗くなればム−ドいっぱいで展望台からはシ−ラ−ズ市内を一望できる。ケルマ−ニ−はペルシア文化の誇る書道家で、公園内にあるケルマ−ニ−の専門店と祠は公園のム−ドにピッタリである。
 タフテジャムシ−ド、ナグシェロスタム、パサルガダエについては割愛。

◯食事
 他の街に比べて、丸いパンのハンバ−ガ−(gerd)を置いてある店が多いようだった。他は、キャリームハ−ネ・ザンド通りに安くパスタを食べさせてくれる店があるというのは、他のコピ−サ−ビスと同じ。この店は他のホレシュやキャバ−ブも種類を揃えており、お勧めの一つ。ただし店主はおもいきりイラン人。
 ホマー・ホテルのカフェは私が行ったときは休業中だった。現在ホテルを増改築しているので、その影響かも知れない。ロビ−でお茶を飲むことになるが、ここのアップルパイは筆舌に尽くしがたいほど旨い。ティ−ポットとアップルパイで4000Rだった。レストランは入り口からロビ−を突っ切って行くと中庭にある。このホテルに数日滞在している人に聞くと、ディナ−タイムにはいつも日本人の団体がいるとのことだった。メニュ−と値段はテヘランのと大して変わらないが、サラダバ−があるのが嬉しい。

◎アフワ−ズ

◯地方への移動
 地図上では長距離バスタ−ミナルは数カ所ある。ここでは自分が行ったところのみ記述する。とりあえず国内全方面へ行ける長距離バスタ−ミナルは街の西北端にあり、市中心まで歩く距離にはない。ミニバスとサヴァーリーがこの間を頻繁に走っている。ミニバスは長距離バスタ−ミナル近くのメイドゥ−ンの南側に待機しているので、それに乗って市の中心まで(Rls.200)。サヴァーリーだとRls.250〜300。ミニバスは橋を渡らないことがあるが、「メイドゥ−ネ・サーアト」と言えば橋の近くの時計台のメイドゥ−ンで降ろしてくれるので、そこから橋を渡ればバ−ザ−ル近辺に出る。
 ア−バ−ダ−ンやホッラムシャハルなどの南方面への近距離バスは、ベフバハ−ニ−通りを南に行ったところにある。サルマ−ネファ−ルスィ−通りとシャリーアティ−通りの交差点(以下、メイン交差点)からミニバス(Rls.250)とサヴァーリー(Rls.400)が出ている。ここからバスでア−バ−ダ−ンのタ−ミナルまでRls.1700(2時間)。

◯市内移動
 バ−ザ−ルや鉄道駅程度ならなんとか徒歩圏内。どこか遠いところに行くのであれば、メイン交差点から各方向へサヴァーリーが出ている。前述の長距離バスタ−ミナルなら橋方向へ向かうサヴァーリーに乗れば良いし、ア−バ−ダ−ン方面タ−ミナルへは逆側から乗る。

◯宿
 宿はバ−ザ−ル周辺に多くある。安宿はエマ−ムホメイニ−通りの商店街を歩けばいくつかある。サルマ−ネファ−ルスィ−通りの橋に近いところにAtabipoorゲストハウス(シングルRls.7000、ツインRls.10000、扇風機付き)。エマ−ムホメイニ−通りの商店街にはMohammad(ク−ラ−付きシングルRls.6000、扇風機付きシングルRls.5000、屋根の上ベッドRls.3000)他のエスラ−ムとカ−フ(どちらも看板はペルシア語表記)は休業中であった。イランホテルはRls.25000でク−ラ−・トイレ・シャワ−・テレビ付きの豪華部屋、電話222161or225729。この値段でこのホテルは他の都市にはまずない。お勧めである。
 値段を見ればわかると思うが、アフワ−ズは全般的に宿の値段はかなり安い。私が行った時が50℃近い灼熱の季節でオフシ−ズンであったのが原因かも知れない。夏に来る人は、ク−ラ−付きの部屋を取るべし。建物にこもった熱気に対抗するのに扇風機では弱すぎるから。

◯観光・地図
 地図はメイドゥ−ネ・ショハダ−の大きな本屋で手に入る。ロ−マ字表記のアフワ−ズ市内地図がある。
 市内を走る川はカ−ル−ン川。両岸は公園になっているので、朝・夕の散歩には良い。中州に遊園地があり、入場料はRls.200。川の西岸から桟橋が伸びている。遊園地はさびれきっており、遊ぶのを期待してはいけない。
 アフワ−ズの名産はなつめやし。店頭にはランク分けされたなつめやしがぞろっと並んでいる。この辺はアラブ人が多く、人の顔や恰好もそれっぽい。

◯食事
 バ−ザ−ル周辺にレストランや安食堂がある。イランホテル併設のレストランは値段の割にはまあまあ旨い。チェロク−ビ−デRls.7500。

◎ア−バ−ダ−ン

◯地方への移動
 アフワ−ズとを結ぶタ−ミナルは市の北端にある。市中心の間はサヴァーリーを利用、Rls.500。市中心からカ−ル−ン川まで徒歩10分くらい。

◯市内移動
 小さいので徒歩で廻れる。

◯宿
 最低二軒ほど確認。夏期でも一応営業していた。

◯観光
 カ−ル−ン川の向こうはイラク領なのだが、生い茂った葦で何も見えない。川を良く見るとなんか沈没した後がある。街はまだ銃弾の跡が生々しく、繁華街を除けば人気も少ない。イランの他の街よりも、日中は人がほとんど歩いていない。市中心にイラン航空のオフィスあり。空港もある。

◎イ−ラ−ム

◯地方への移動
 長距離バスタ−ミナルは確認していない。バス会社はメイドゥ−ネ・22バフマン周辺に二軒ほどある。テヘランやエスファハ−ン、アフワ−ズと連絡している。アフワ−ズから9〜10時間、ケルマ−ンシャ−へは5時間。山の中の高原都市で、どこから来ても峠越えがいくつもある。

◯市内移動
 歩いても廻れないことはないが、サヴァーリーが便利。

◯宿
 安宿は数軒あり。バス会社の近くにもあるが、ホテルラ−レ(シングルRls.11000、洗面器付き)がお勧め。従業員が親切。

◯観光・地図
 地図はメイドゥ−ネ・22バフマン近くの大通り沿いの本屋で、ギ−タ−シェナ−スィ−の地図が手に入る。
 イ−ラ−ム州は古代遺跡がかなり豊富。タクシ−をチャ−タ−して廻れるなら廻りたい。問題は、市内も州も基本的にフリ−の外国人が入ってくることに良い顔をしないことだ。情報省(の一人)の言うことにはこの州は外国人の立ち入りを認めていないとのことだったが、警察やイスラ−ム指導省はそれは違うと言っていた。ともかく、警察や情報省の眼が他の州と比べ段違いに厳しいので、写真を撮りまくるなどの下手な動きをしないほうが良い。着いたらすぐイスラ−ム指導省(電話5410か5440)の観光セクションに行って(外国人が)来たことを告げるのがベタ−(と指導省のオッさんは言っていた)。パ−ミッションの取得要。
 イ−ラ−ムの街は美しい高原都市で、若干の坂状になっており、街の景観はかなり美しい。イ−ラ−ムに入るまでのくねくねした急坂をのぼりつめて、そこに広がる台地と都市を見ればそれがすぐにわかるだろう。民族的には少なからずクルド人がいるが、政治的に緊張しているので外目にはあまり目立たないかも知れない。小さい野菜バ−ザ−ルは22バフマン近くの小路地にあるし、そこの周辺が一応の繁華街。
 
◯食事
 レストランらしいレストランは見当たらなかった。ホテルラ−レから22バフマンまでの間にサンド屋くらいはあった。

◎ケルマ−ンシャ−

◯地方への移動
 長距離バスタ−ミナルは街の北側のシャヒ−ドケシュバリ−通りにある。イ−ラ−ム方面から来ると街の南端で降ろされるが、市バスがその辺りから出ているので心配無用。長距離バスタ−ミナルからは普通の大型長距離バスもあるし、ハマダ−ンやサナンダジィモ跏マフゥ行きのミニバスも出ている。ハマダ−ンまで3時間。このミニバスは客がいっぱいになったら出発し、客の回転がいいので便利である。この街からイラク行きのバスが出ているらしいが、確認していない。

◯市内移動
 バ−ザ−ルと公共機関が離れているためか、市バス網が比較的発達している。しかしサヴァーリーも便利である。宿をメイドゥ−ネ・ア−ザ−ディ−付近にとるならば、市バスのタ−ミナルがベヘシュティ−通りの陸橋近くにあるのでそこから各方面へ移動できる。安宿はア−ザ−ディ−付近に集中しているが、バ−ザ−ルや繁華街は市役所からマドラサ通りにかけての一帯にあるので、若干離れている。この区間の移動は道路が混んでいるし、徒歩だと少し遠いのでやや難。

◯宿
 安宿はア−ザ−ディ−付近に10軒以上確認した。中級以上はマドラサ通りと市役所近辺にあり。マドラサ通りの市役所前市バスタ−ミナルの近くにホテル・ラ−ヘカルバラ−(シングル外国人20$、しかしRls.40000までは値切ってみた、部屋は中級ホテル並で豪華、電話31166)。マドラサ通り北端のア−ザ−ディ−近辺に安宿は密集している。おそらく長距離タ−ミナルと接続する市バスタ−ミナルが近いためだろう。一例はモムタ−ズ(ツインRls.13000、洗面器付きシャワ−共同)、他にも似たような宿が多い。

◯地図・観光
 どの本屋にも地図は売っていなかった。タイミングが悪かったのか、それとも置いてないだけなのか。イスラ−ム文化指導省へ行って地図(ケルマ−ンシャ−のイスラム文化指導総局発行)を取ってきた。場所はベヘシュティ−通りに面しており、映画館の近くにある。ア−ザ−ディ−から歩いて30分強かかる。2階に観光セクションがあり、親切に対応してくれる。
 市内の名所はタ−ゲボスタ−ン。市の北端にあり、ア−ザ−ディ−の市バスタ−ミナルからバスチケット2枚(1枚Rls.50)で行ける。公園と湖があり、その奥にタ−ゲボスタ−ンがある。入場料イラン人Rls.500外国人Rls.5000。中に洞窟とレリ−フと湧水がある。
 ビ−ストゥ−ンはケルマンシャ−からハマダ−ンへの街道35Hの地点の北側にある。途中下車しても道が通っているので、徒歩で行けないことはない。ハ−シェムア−バ−ドまで行って交通機関を確保するというのも一つの手(実際には行っていないので書けんのだ)。
 ケルマ−ンシャ−は古い街でモスクが多いし、古い造りの建物も多い。マドラサ通りを歩いて路地を曲がれば、ヤズドとは違った旧市街を散策できよう。市内はクルド人が多く、腰に布を巻いた独特の恰好をした男たちを時々見かけることができる。

◯食事
 ア−ザ−ディ−からマドラサ通りを南下していくとレストランや安食堂が数軒ある。値段は手頃で味もまあまあ。ア−ザ−ディ−に面したところには少し大きめのサンド屋がある。

◎ハマダ−ン

◯地方への移動
 ケルマ−ンシャ−から約3時間、テヘランから5時間強(昼食時間込)。
 長距離バスタ−ミナルは街の北にある。ギ−タ−シェナ-スィ−の地図の場所とは異なっているようだが、正確な場所は把握しきれなかった。あまり大きくない。ミニバスタ−ミナルは大通りを挟んで向こう側にある。ケルマ−ンシャ−、アリ−サドル行きはここから乗る。アリ−サドルへは2時間弱で着く。

◯市内移動
 市の中心はメイドゥ−ネ・エマ−ムホメイニ−。ここから6方向に大通りが伸びており、バス・サヴァーリー乗場もその付け根にある。長距離バスタ−ミナルへはエクバーターン通りから、ギャンジナ−メへはシャリ−アティ−通りから行くことができる。
 市バスもサヴァーリーも真昼間を除けば頻繁に走っている。しかし、繁華街はエマ−ムホメイニ−に集中しているので、名所巡り以外に交通機関はそれほど使わないかも知れない。

◯宿
 安宿はメイドゥ−ネ・エマ−ムホメイニ−北側周辺に集中している。ハマダーンゲストハウスが有名なようだが、私の時は足下を見られたので他の外国人旅行者がいくらで泊まれるのか知らない。この宿は勧めない。フェシャルチェ(瞞ムフ,2ベッド貸し切りRls.10000トイレ共同)に泊まった。Yass Hotelのハンマ−ムはRls.1200(個室タイプ)。

◯観光・地図
 地図はエマ−ムホメイニ−に面したスタンドで売っている。ギ−タ−シェナ−スィ−の英語併記の地図はスタンド売りでRls.2500だったが、定価はもっと安い。本屋も周辺にあるのでそっちで買ってもよし。
 神秘の洞窟があるアリ−サドル村へはミニバスタ−ミナルから2時間弱、Rls.1300〜1500で行く。バスから降りたら、英語による案内板が出ているのでそれに沿っていけば待合い所に着く。入場料はイラン人Rls.5000外国人Rls.10000。イラン人の入場料が他の観光地と比べダントツに高いのだが、中に入ればRls.10000でも安いと思うようになる。洞窟の中は寒いので上着を持っていったほうが良い。ボ−トで地底湖を巡り、木道でも美しい鐘乳石を見物できる。約2時間で一回り。村には洞窟の他に公園とキャンプサイト、少々高そうなサライ(宿)がある。宿の値段は聞いてこなかったが、周辺にはレストランがあり、この村で宿泊というのも一つの手。
 ハマダ−ンの西南にはギャンジナ−メがある。一番安く行くには、エマ−ムホメイニ−から市バスでメイドゥ−ネ・アッバ−スア−バ−ドまで行き(Rls.50チケット2)、そこからサヴァーリー(Rls.500)でギャンジナ−メまで行く。エマ−ムホメイニ−からの直行サヴァーリーは片道1000Rls.が相場かと思われる(交渉を聞いていると)。貸し切りはRls.5000と言われた。レリ−フはあまり大きくはないが、近くに滝があって学生の遠足コ−スになっている。滝の上部へは道がついており高台に上ることができる。
 石のライオン(Sang-e shオr)はエマ−ムホメイニ−から徒歩30分くらいで行ける。公園になっておりその中心にライオンらしきオブジェが見えるのだが、ガムやアイスのベタベタがいっぱいついた可哀想なライオンだった。
 エマ−ムホメイニ−からバ−バ−タ−ヘル通りを行くと、メイドゥ−ンの真ん中に聖廟を見ることができる。エマ−ムザ−デ・アブドッラ−は小柄ながらも、内装の鏡張りが格段に美しい。
 市内には他にも見所はある。ブン=アリ−スィ−ナ−やバ−バ−タ−ヘルの墓は大きなモニュメントである。また、メイドゥ−ネ・フェルドウスィ−の方へ行き、超えて行き止まりの丘を上るとハマダ−ン市内を一望できる公園に出る。アサダ−バ−ディ−にいた時に地元のおじさんと話したら、近くに観光地の美しい池があると言っていた。誰か見てきてちょうだい。
 ハマダ−ン市内よりケルマ−ンシャ−側に戻ったところにアサドア−バ−ドという街がある。ここはイスラ−ム改革思想家として名高いアフガ−ニ−(イラン名アサダ−バ−ディ−)の生誕地である。周辺にはエマ−ムザ−デが多く、イラン人には少し知られたところである。
 エマ−ムホメイニ−からタフティ−通りを行くと山岳用品屋がある。ザックを買い替えたい人はここでも可能。

◯食事
 エマ−ムホメイニ−に面したところにサンド屋もレストランもある。この辺は繁華街でバ−ザ−ルもナウい商店も集まっている。

◎ゴルガ−ン

◯地方への移動
 ラシュトからは9〜10時間、マシュハドからは約9時間。長距離バスタ−ミナルは街の北東に位置する。市中心まで2〜3H離れているので、日中は市中心からサヴァーリー(Rls.200)で行ける。夜間に到着するとタクシ−と交渉する羽目になる。
 テヘランからバスは多い。最近ゴルガ−ン州ができたこともあり、今後カスピ海南東部の中心都市として発達が予想され、それに連れ交通の便も良くなりそうである。

◯市内移動
 街が小さいせいか、市バスもサヴァーリーも大通りと少ないル−トしか走っていない。
 ナ−ハ−ルホウラ−ン行きはメイドゥ−ネ・ヴァリ−アスルから市バスが出ている(Rls.100)。中心のメイドゥ−ンからはサヴァーリーでRls.800〜1000。どちらで行っても30分くらい。

◯宿
 安宿はバ−ザ−ルの裏手にあるということだが、確認できなかった。特に観光都市ではないので宿はそう多くないはず。私が泊まったのは、中心のメイドゥ−ンからすぐのホテルタスリミ(2ベッドRls.30000、バス・トイレ・ファン・ベランダ・椅子付き、外国人は本来20$、ほとんど中級ホテル)、ロ−マ字表記の看板あり。

◯観光・地図
 ゴルガ−ンの都市地図は売っていなかった。ゴルガ−ン州の地図は売っている。都市地図はホテルタスリミのフロントに市発行の手書きの地図があるので、行きたいところがあればフロントに相談すれば良い。(後日この地図を貰ってしまった日本人に東京で会った)またここのフロントは、ゴンバテカ−ブ−スやトルクメン国境方面への観光タクシ−を斡旋してくれる。値段は高いが..
 ゴルガ−ンに来たときはゴンバテカ−ヴ−スやトルクメン関係の村に行かなかったので、ここでは紹介できない。地元民の観光スポットはゴルガ−ンの南にあるナ−ハ−ルホウラ−ンという森林公園。入り口に遊園地を併設しており、また奥の方は日本の森を思わせる山林がある。この辺は気候的には北海道に近く、緑が多いながらもギ−ラ−ンほどじめじめしていない。心の癒しには良いところだ。

◯食事
 中心のメイドゥ−ン周辺にサンド屋と安食堂がある。バ−ザ−ルは小さいが活気があり、見物するのには面白い。

◎ギ−ラ−ン州
(ラシュト・ア−スタ−ネ・ラ−ヒ−ジャ−ン・バンダレアンザリ−・フ−マ−ン・マース−レ・ル−ドバ−ル、その他)ア−スタ−ラ−は除く

◯前置き
 個人的に関わりの深いところなので、情報量はかなり多く錯綜してしまう。よってラシュトだけではなくて、ア−スタ−ラ−を除く近郊の諸都市を一括して記述する。
 
◯地方への移動
 ギ−ラ−ンの南部はアルボルズ山脈とタ−レシュ山地が連なり、陸路でテヘランなど南部から入るル−トは限られている。主な幹線は、ガズヴィ−ンィ簫韜讖からセフィ−ドル−ド沿いを北上する道路と、チャ−ル−スィヌ蒻モゥへの急峻な山岳越え、そしてカスピ海沿いに走る道路である。テヘランからラシュトまで6時間。
 ラシュトの長距離バスタ−ミナルは近年新設され、市の南側にある。ラシュト市中心のメイドゥ−ネ・ショハダ−(以下市中心)からサヴァーリー(Rls.500)で行ける。この区間の市バスは本数が少ないのでサヴァーリーを使ったほうがはるかに楽。逆にテヘランやギ−ラ−ン南部の街から来た場合は、南のメイドゥ−ネ・エマ−ムホメイニ−かより南の交差点で降ろされる。この辺からはサヴァーリーが頻繁に出ており、Rls.250〜400程度で市中心まで行ける。他の東・西・北のミニバス・サヴァーリー発進地は次の項で後述する。
 アンザリの長距離バスタ−ミナルは市内の東、ラシュトやマ−ザンダラ−ンへのミニバスの発着場もこの近くにある。長距離バスタ−ミナルはこじんまりとした造りで、バスも本数は少ないながら一応主要都市はおさえてあり、テヘラン行きは多い。ラ−ヒ−ジャ−ンとア−スタ−ネの中心にはバス会社の支店があったが、タ−ミナルは確認していない。ラ−ヒ−ジャ−ンにはありそうだが..。テヘランからはその他、ランゲル−ドやハシュトパル行きなどが出ている。
 空港はラシュトからアンザリ方面への幹線道路沿いにある。ラシュト市内から離れており、空路でラシュトに入った場合は、空港から出て右手(南)へ走るサヴァーリーかミニバスを掴まえることになる。

◯地域圏内の移動
 ギ−ラ−ン圏内のサヴァーリー・ミニバス網は他の地域とは比べものにならないほど発達している。州別の人口密度はイラン一であり、且つ農業と商業の活動が活発だからであろう。小村から離れる時も、たいして待たないのにミニバスが発車するのは便利なことである。
 ラシュトから。長距離バスタ−ミナルとの接続は前項の通り。北方面へはメイドゥ−ネ・ヴァリーアスルが基地。ここまでは市中心からサヴァーリーでRls.250。メイドゥ−ン手前の路肩にアンザリ(Rls.500)行きのミニバスが待機している。向こう側にはハシュトパルとア−スタ−ラ−(Rls.3100)行きのミニバスが待機している。なお、市中心からアンザリ市中心直行のサヴァーリーあり(Rls.1300)。
 東方面(ラ−ヒ−ジャ−ン、ア−スタ−ネ、デイラマーンなど)へは、市東端のラ−ヒ−ジャ−ン通りのある路肩がミニバス発着の場所。ラ−ヒ−ジャ−ンへはRls.600。市中心からはク−チェエスファハ−ン→ア−スタ−ネ(Rls.1300)→ラ−ヒ−ジャ−ンと行くサヴァーリーが出ている。またラ−ヒ−ジャ−ン直行のサヴァーリーもある。
 西方面(フ−マ−ン、マース−レ、ソウメサラ−など)へはタ−レガーニ−通りをずっと西へ行ったハ−フェズア−バ−ドが起点。ここからフ−マ−ンとソウメサラ−へのミニバスが出ている。ここへ行くにはタ−レガーニ−通りを東へ走るサヴァーリーを掴まえよう。フ−マ−ン直行のサヴァーリーはタ−レガーニ−通りの東端の公園付近から出ており、Rls.1000。
 ラシュトから北について。アンザリは市中心のメイドゥ−ネ・エマ−ムホメイニ−手前がラシュト行きサヴァーリーの発着場。頻繁に出ている。ミニバスタ−ミナルは市内と長距離バスタ−ミナルの中間あたりにある。これとは別の乗場が長距離タ−ミナル東のモスク付近にあるので注意。
 ラシュトより東の町を紹介する。ラ−ヒ−ジャ−ンは市中心のメイドゥ−ネ・ショハダ−付近に各方面へのサヴァーリーがある。より東(アムラッシュなど)へは東の公園前あたりからサヴァーリーが出ている。ラシュト行きのミニバスはメイドゥ−ネ・シャヒ−ドアンザリ−から出ている。
 ラシュトかラ−ヒ−ジャ−ンから山岳方面へと行く人は、ラ−ヒ−ジャ−ン西部のとあるメイドゥ−ンで乗り換える。ここからソウメサラ−行きのサヴァーリーが出ており、更にソウメサラ−からデイラマーンへ行ける。西からアムラッシュへ行く場合は、シャルマーンのとある三叉路でサヴァーリーを乗り換える。この三叉路からラ−ヒ−ジャ−ン経由ラシュト行きのミニバスが出ている(Rls.1000)。
 ラシュトから南について。ル−ドバ−ルのミニバスタ−ミナルは幹線道路沿いの中ほどにある。ミニバスはラシュト南端までRls.700。テヘランから来た場合、タ−ミナルがないので適当なところで降ろされる羽目になる。それはマンジ−ルも同じ。
 ラシュトから西へ。フ−マ−ン市内からマース−レ行きのミニバスが出ている。フ−マ−ンはでかくないので、マース−レ行きのミニバスは人に聞いていけばすぐ見つかる。マース−レは観光地なので、ミニバス(Rls.600〜750)はよく出ているようであった。サヴァーリーはないと思うし、あってもふっかけられる気がする。マース−レの村からは、来たところにミニバスがとまっているのでそこから乗れば良い。
 他にもあるが煩雑になるので割愛。ともかくサヴァーリーを乗り慣れれば、ギ−ラ−ン観光はより楽しくなる。

◯宿
 ラシュト市内。宿は安いのから高いのまでだいたい市中心に集中する。市内中心で大きいのはホテルオルディ−ベヘシュト(シングルRls.60000または20$、ツインRls.90000or30$、エアコン・トイレ・シャワ−・冷蔵庫付き)レストランなどもあり、高級の部類。ケイヴァン(ツインRls.60000、シングルはない)はこじんまりとしているがやはり高級。ベヘシュティ−ギ−ラ−ン(ツインRls.12000、扇風機付きトイレ共同・シャワ−無し)Guesting House Karvan(シングルRls.12000、扇風機付きトイレ・シャワ−共同、洗面器付き)映画館の二階にあるのはファ−ルス(狭いシングルRls.11000、扇風機・洗面器付きツインを一人で貸し切りRls.15000、シャワ−無し・トイレ共同)その向かいはゴレスタ−ン(ツイン部屋Rls.15000、扇風機と洗面器付き)エンゲラ−ブの近くはバハ−ル(5人部屋Rls.20000)。その他シャリ−アティ−通りに数軒安宿を確認した。市中心から西側の公園の前とKarvanの路地を少し行ったところにハンマ−ム(ギャルマ−べ)がある。個室タイプと大浴場(?)タイプを両方持つ。前者の個室がRls.1500、後者の大浴場がRls.1000。
 アンザリは市中心のメイドゥ−ン付近とそこを東西に走る道路沿いに宿がある。中心のそこにあるのはテヘラ−ンホテル(シングルRls.7000ツインRls.14000、扇風機・洗面器付き、シャワ−無し)市役所前にはイランホテル(ツイン部屋Rls.90000、扇風機・トイレ・シャワ−付き、観光ホテル)、ずっと西へ行くとタブリ−ズ(一人Rls.5000、ともかくボロそう)。海岸沿いにはペンションの看板はいくつかあったが、真夏はシ−ズンオフなのか開いている様子はなかった。郊外の海岸沿いにいくつかモ−テルがあるが、車を持ってないと行けそうにないリゾ−トモ−テルばかりだった。
 ラ−ヒ−ジャ−ン市内。市中心のメイドゥ−ンにあるのはチャハ−ルファスル(シングルRls.12000ツインRls.14000、シャワ−共同・扇風機と洗面器付き)、近くにバ−スタ−ンという安宿を見たが調査せず。湖のとなりにある高級はラ−ヒ−ジャ−ンイン(シングル、ツインとも30$、イラン人はシングルRls.34500、エアコン・バス・トイレ付き)。ア−スタ−ネ市中心(聖廟前のメイドゥ−ン)に近いナスレジャラ−ルは外国人お断りだった。
 ル−ドバ−ルは街の北端にあるKeivan(トリプル貸し切りRls.15000、ホットシャワ−共同、一階は食堂でア-ブグーシュト屋)、他に宿は確認せず。マンジ−ルにも北端にカドゥ−スという名の安宿を見つけた。
 フ−マ−ンには宿は確認せず。マース−レは現在ホテル建設中。
 ギ−ラ−ンの宿は概して、他の諸州と比べるとコストパフォ−マンスが落ちる。安宿はダニや蚤も多く、夏は蚊が多い。それなりの準備が必要。

◯観光・地図・郵便局
 ラシュト市内で地図が手に入る本屋はノスラットやその他市中心に近い本屋で手に入る。ラシュトと西アルボルズ(ギ−ラ−ン)の地図は売っているが、ラ−ヒ−ジャ−ンやアンザリの地図はこの周辺では確認しなかったが、国内で市販はされている。ラシュトで一番有名な本屋は市中心近くにあるタアーティ−。地方誌の出版も積極的に行なっているが、旅行者にとって大事な地図はそれほど揃えてないと思う。
 ラシュトの郵便局は市中心に面したところにある。ただし小包を送る場合は、ここから北にあるゴルサ−ル地区の郵便局本部へ行かなくてはならない。市中心からサヴァーリーに乗ってRls.250。このエリアはラシュトの新興住宅地区である。
 ラシュト市内の観光地はミ−ルザ−=ク−チェクハ−ンの墓。今世紀前半のジャンギャリ−運動の中核にいた人物で、ギ−ラ−ンにおいては英雄である。ク−チェクハ−ンの墓の周りにはイラン・イラク戦争で死んだ若者の墓がある。いつも花束で埋められている。ラシュトのバ−ザ−ルは夜22時頃まで非常に賑やかである。18〜21時が混雑のピ−ク。他の都市では見られない魚市が見もの。また、市中心からシャリ−アティ−通りを行って川と交差する辺りの野菜バ−ザ−ルも古くさいが賑やかである。
 アンザリはカスピ海に面した観光都市である。エマ−ムホメイニ−の周辺に土産物屋が数軒あり、手工芸品などを売っている。また、この辺のレストランはどこも高いが(一人Rls.15000は見積もるべき)、よそでは食べれないギ−ラ−ン料理を出しているので注文の際にはチェックしてみて損はない。エマ−ムホメイニ−から北の海岸に出れば海水浴場や公園があり、南の運河沿いには魚市がある。
 東部について。ア−スタ−ネには中心に大きな聖廟と国語辞典の編者で有名なモインの墓がある。特に聖廟は街の規模に比べると大きい。聖廟の裏手に名物のトマトとレバ−の煮込み(Jegar(-e) morgh)の店がある。Rls.1000。ラ−ヒ−ジャ−ンはイラン一の茶の名産地で、公園周辺の店やバ−ザ−ルには茶の香ばしい匂いが立ち込める。市中心に近い池の東端のシャ−ネシ−ン山の滝は観光客が多く、なかなか美しい。この裏手にギ−ラ−ニ−の墓があり、その塔の形状はかなりユニ−クである。他にはゴルシャン公衆浴場のことを温泉だとイラン各地で聞いたが、確認していない。
 南部について。マンジ−ルはイラン有数の規模を誇るセフィ−ドル−ドダムがある街。ダムの前の湖は巨大で、夕方には見物客で賑わう。ル−ドバ−ルはキアロスタミの映画(「オリーブの林をぬけて」)で有名になっている、オリ−ブが名産の街。街自体は歩いて見て廻れるが、映画で著名なわりにはフリ−の外国人はほとんど入っておらず、スレてない反面警戒されることがある。オリ−ブの森の中を歩くのは気持ち良い。周辺の丘には古代遺跡が多いとのことだが、確認していないし、どこも車が必要な距離にある。ル−ドバ−ルとラシュトの中間にある幹線沿いの大きな聖廟はエマ−ムザ−デ・ハ−シェムである。見ればわかるが多くの人で賑わう大きな聖廟で、できれば寄りたい。ラシュトからミニバスは出ている。
 西部について。ギ−ラ−ン観光のハイライトはマース−レ村。急な山麓に造られた村は、建物が段々状に立ち並び、ある家の屋根がそのまま歩道になっている。歩いて見て廻れる大きさで、山麓の中央部に観光客相手の土産物屋がある。しつこい客引きもなく楽しく廻れる。
 個人的にもっとも面白いと思うのはギ−ラ−ンの定期市。ハフテ・バ−ザ−ル(週市)として知られ、西アジア地域において定期市がこれほど古く広い範囲で行なわれている例はそう多くない。金曜日を除く一週間の間に、ギ−ラ−ン各都市・村で定期的に市が立つ。野菜市・家畜市・雑貨市とあり、場所によって賑わいも規模も様々である。場合によっては大道芸人が来るらしい。別表を参照のこと。なお、この都市別項目は定期市の圏内ということを基準にして設定してある。

◯食事
 ラシュト市内は市中心周辺にサンド屋・安食堂がある。ピザ屋も中心の西側の道路沿いにある。面白いのは、キャバ−ブの屋台があることで、夕方になると肉の焼ける匂いがこの辺に立ち込める。
 ギ−ラ−ン料理の特色は、米とにんにくとオリ−ブ(ゼイトゥ−ン)、また数多い香草などである。一般家庭で扱う米の種類は日本の比ではない。数種類の米に加え、籾殻を燃やしてその熱で乾燥し臭いづけしたドゥ−ディ−という加工米もあるし、破砕米も扱う。ギ−ラ−ンのレストランではこのドゥ−ディ−でチェロキャバ−ブなどを出すところが多く、香ばしい薫製の香りとバタ−やサフランとの相性は抜群である。ニンニクとオリ−ブは主に酢漬けにされ、瓶詰めで売っている。これもまたいくらか種類がある。レストランによって出してくれるので、好きな人は聞いてみれば良い。魚も当然多いのだが、どこのレストランでも油で揚げられていて、日本人感覚からいえば料理のレパ−トリ−は少ない。また市場などでは多くは干物にして売られている。
 夏に行った際には、テヘランで見られた100%の生フル−ツジュ−スはなく、代わりにシャ−ベットを入れた混ぜ物ばかり(Rls.500〜)であった。このへんは非常に悲しい。

◎ア−スタ−ラ−

◯地方への移動
 市南端にバスタ−ミナルがある。ここからラシュト(3時間,Rls.3100)とアルデビ−ル(2〜3時間,Rls.2000)行きのミニバスが出ている。また同様にラシュトとアルデビ−ル、そしてナヒジェバ−ン(おそらくジョルファまでと思われる)行きのサヴァーリーもある。ナヒジェヴァ−ン接続については旅行人ノ−トの方で詳述されるだろう。アゼルバイジャン国境の街でもあり、長距離バスは多いように思われるが、あまり見かけなかった。国際バスがそのまま国境を越えるのだろう。

◯市内移動
 サヴァーリーと市バスが長距離バスタ−ミナルから市内を結んでいる。サヴァーリーはRls.250。市内に入ればだいたい徒歩で廻れる。

◯宿
 市内に数軒ある。泊まったのは長距離バスタ−ミナルからの道を北に行って突き当たる辺りにあるKarvan(ツインRls.11000、トイレ共同)。

◯観光・地図
 国境の街であり、週二回(月・火)ロシア(?)バ−ザ−ルが開かれる。海に近いところに常設市はあるが、こちらはイラン人が売手なので、週市では国境を越えてくる商人に会うことができる。
 海側には海水浴場があり、泳ぐことができる。ロシアバザ−ルから堤防に廻って北に歩けば程なく着く。ここからボ−トで少し遠くに出て向こうの国を遠目に見ることができる。揺れるがお勧め、運転手付きでRls.10000。この海岸の内側には簡単なカフェとゲ−ムセンタ−がある。卓球やテレビゲ−ムを楽しめる。
 ア−スタ−ラ−はタ−レシュの文化圏に入り、家屋や屋根の形状が少し違うことがわかるだろう。赤い屋根に古い家の造りは画一化されたイランの建物に慣れると新鮮な気持ちになれる。

◯食事
 Karvanの近くにアーブグーシュトを食べさせてくれる食堂がある。ここの隣に水煙草屋兼チャーイ屋がある。ロシア料理屋がありそうだが確認していない。

◎アルデビ−ル

◯地方への移動
 長距離バスタ−ミナルは市北東部のメイドゥ−ネ・ジェハ−ドの近くにある。このメイドゥ−ンは大きなデパ−トが目印。市内へはメイドゥ−ン辺りで南へ走るサヴァーリーを掴まえ、Rls.500で行く。このタ−ミナルから長距離バス及び、ア−スタ−ラ−へのミニバスが出ている。サヴァーリーはタ−ミナル向こうの路地に多くいる。ア−スタ−ラ−行きのサヴァーリーは下りでRls.4000。
 タブリ−ズ行きはミニバスではなく長距離バスになる。4〜5時間,Rls.4250。サレインィモムル鱶ゥ行きはメイドゥ−ネ・シャヒ−ドバ−ホナルからサヴァーリーが出ている。Rls.1000〜1250で1時間。ミニバスもあるが、アルデビ−ル市内のどこから出ているかは確認していない。

◯市内移動
 市バスとサヴァーリーが走っている。しかしバ−ザ−ルと聖廟、宿が中心に集中しているので、それほど多く使う必要はないかも知れない。
 
◯宿
 市中心はエマ−ムホメイニ−の交差点。ホテルサバラーン(シングルRls.70000ツインRls.90000)サファバック(2ベッド部屋Rls.12000、洗面付き)ジャハ−ン(1ベッドRls.83002ベッドRls.11500)シャムシ−リ−(3ベッド部屋Rls.12000洗面無し、トイレ・シャワ−共同)。安宿は他にも市中心にいくつかある。
 サレインは観光地だけあり、宿は多い。例としてマルマル(2ベッドRls.20000)、コテ−ジ式の宿はRls.20000〜25000である。宿代だけではないが、サレインは物価が全般的に高い。

◯観光・地図
 観光都市だからか、地図はだいたいの本屋で売っている。1枚Rls.1500。アルデビ−ルの市内地図にサレイン地図も掲載されている。
 アルデビ−ル市内の見所といえば、シェイフ・サフィ−オッディ−ンと言っても過言ではない。歴史的重みのある建物の中に、博物館と棺、古い絨毯などがある。入場料イラン人Rls.2000外国人Rls.10000。近くにはサ−レフの聖廟がある。
 温泉に入るなら車で1時間のサレインへ。日本の温泉とは違うが、大きな温泉プ−ルの他に家族風呂、ジャグジ−(みたいの)まであるスグレモノ。これは街の中に数カ所ある。男と女については、小さいところは時間をずらして、大きなところは階が違うようになっている。イランで温泉地はそんなにあるわけではないし、観光地化されているのはここぐらいなのでぜひお勧めである。海水パンツがあれば良いが、イラン人の一部のオヤジは下着で泳いでいる(あんまり見たくないが)。

◯食事
 市中心周辺に食堂・レストラン共にある。アゼルバイジャン圏内だからだろうか、アーブグーシュト屋も見かける。ここからメイドゥ−ネエマ−ムホセイン周辺に、高級商店街と古いバ−ザ−ルが乱立している。夜は結構早い。
 サレインはス−プと蜂蜜が名物である。例えば熱いヨ−グルトのス−プは味は淡泊だが、イランの肉料理に飽きている人には新鮮である。他にも数種類あったが試していない。蜂蜜ショップの廻りは蜂がブンブン飛んでいる。よってサレインの繁華街は蜂がうようよいるのだが、別に危害は加えない(と思う)。

◎タブリ−ズ

◯地方への移動
 長距離バスタ−ミナルは市の南端に新設された。ここからイラン各地に長距離バスが出る。マーク−やバーザルガーン方面へのバスもここからなのかは確認していないが、バーザルガーン行きサヴァーリーの呼び込みは派手にやっていた。
 タ−ミナル内から市中心の市バスタ−ミナルへ市バスが頻繁に出ている。タクシ−乗場もきちんと分けられており、タ−ミナルのシステムにおいてはイランとは思えないほどしっかりしている。

◯市内移動
 市バス網はしっかりしている。市中心の市バスタ−ミナルはTオmsアl-e mohaqqeqオにあり、ここはフエルドウ−シ−通りの中程にある。バ−ザ−ル周辺は市バスの始発乗場が散在しており、大きな乗場ではバ−ザ−ル西側のモタッハリー通りにバスがいっぱい並んでいる。
 空港へ行く場合は市バスとサヴァーリーの両方で行ける。市バスは前述のモタッハリー通りから出るNo136のバスに乗る。サヴァーリーの場合は、何とかメイドゥ−ネ・ア−ザ−デガ−ンまで行って、サヴァーリーなりタクシ−で行くことになる。ここから空港までのタクシ−はRls.2000だった。

◯宿
 安宿はエマ−ムホメイニ−通りに何軒かある。メイドゥ−ネ・サ−アトに面しているのはモルヴァーリ−ド(シングルRls.17500、ツインRls.23500、エキストラベッドRls.4500、冷蔵庫・エアコン・ホットシャワ−・トイレ・テレビ付き,電話56398か60520)とスィ−ナ−(シングルもツインもRls.60000、エアコン付き)の二つ。モルヴァリ−ドの親父はウエスタンハットを被っており、無愛想だが誠実である。お勧め。そこから道路を東へ順に述べると、ラ−ムサル(一人Rls.6000二人Rls.10000、洗面器付きシャワ−・トイレ共同)セピ−ド(一人Rls.6000、洗面器付きトイレ共同、公衆ハンマ−ム利用)。市バスタ−ミナル周辺も多い。宿には困らないと思う。

◯観光・地図
 地図はたいていの本屋で手に入る。エマ−ムホメイニ−通りに大きな本屋がある。
 カブ−ドモスクはメイドゥ−ネ・シャハルダ−リ−(市役所前)から東へ少し行ったところ。改修工事が終わっていなくて、本来なら入場料を取る設備にするらしいのだが、今はフリ−に入れる。同じメイドゥ−ンの西側を少し行って左手には巨大な城塞が見える。手前が大きな広場になっている。
 タブリ−ズのバ−ザ−ルは伝統がありしかもかなりでかい。時間を取って散策することを勧める。野菜等の食料バ−ザ−ルは数カ所に散らばっている。一つ大きいのは、メイドゥ−ネ・ショハダ−に面したところが入り口になっている。タブリ−ズは基本的に夜が早いのだが、繁華街は22時頃までいろいろやっている。
 タブリ−ズ郊外には自然の名所が多くあるといろいろ記述されているが、確認していない。

◯食事
 なんといってもアーブグーシュト。あっちの人が言う作法としては、まず最初に壺の中のス−プのみを開け、ヌ−ンをちぎって浸してふやかして食べる。次に壺に残った具を開け、備え付きのつぶしん棒でぐちょぐちょに潰してヌ−ンをつけて食べる。別にこうして食べなければならない訳はないので、自分の好みのやり方で食べれば良いのだが、こうして食べたら確かに旨かった。
 他にタブリ−ズの料理はチャルヘ・ギャルデ。玉葱を煮つけて肉とトマトと青唐辛子を入れる料理だが、結構イケる。玉葱を煮つける料理はイランの外食ではあまりお目にかかれないので嬉しかった。
 エマ−ムホメイニ−通りにこのチャルヘ・ギャルデの食堂(一皿Rls.1500)がある他、バ−ザ−ルの周辺や大通り沿いにはレストランが多い。ただ、アゼルバイジャン人はいわゆるイラン人よりは、そんなに外食する習慣を持たないので、都市の規模の割には食べるところは少ない。ま、でも旅行者は困らないけど。

◎あとがき

 いかがだったでしょうか。今回はエスファハ−ンやバム、ニ−シャ−ブ−ルといった街を掲載しませんでしたが、次回には調べてこれる気がします。今回の情報作成には以下の文献を利用させていただきました。

『現代ペルシア語辞典』黒柳恒男、大学書林
『日本語ペルシア語辞典』黒柳恒男、大学書林
『ギ−ラ−ンの定期市』東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所
『コンパクトペルシア語会話』大学書林
『基礎ペルシア語』岡崎正孝、大学書林
『世界民族問題辞典』平凡社
『Persian English Dictionary』M.Aryanpur,Amir Kabir,Tehran
『Gilアn et ーzarbアyjアn Oriental』Institut Fran is d'Iranologie de Teheran,Paris
『Loghat Nアme -ye Dehkhodア』Dアneshgアh-e Tehrアn,Tehrアn

 あとは、以前に出た旅行人情報コピ−サ−ビスとイラン各地で収集した地図からも多くの情報を得ています。既存のガイドブックの類は直接利用していません。また、現地において藤本繁樹氏からいくつか情報をいただいたことを付記しておきます。
 私の場合は、旅行情報の取材をあくまで自分の主目的の補助手段と捉えていますので、情報が適当に貯まったと思ったら改訂版を出す構えでいます。ということで諸々の都合から、この稿の改訂版は1999年の初春に出せるかな−と自分では推測しています。次回はより多くの都市を掲載し、イランの多民族社会性を浮きだたせるつもりで、従来のガイドブックで述べられている「観光名所」なる類のテ−ゼからの脱却をはかりたく思います。それでなくともイランの有名観光地はイラン民族高揚のために「造られた」ものが多いのですから。ではまた..

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